WOWOWで全試合放送予定のユーロ2016のゲスト解説を務める前なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏。開幕前に記者会見を行った
元サッカー女子日本代表監督・佐々木則夫氏が、8日、都内で開催されたWOWOWの記者会見に登場。新たな船出を迎えたなでしこジャパン、自身がゲスト解説を務める「UEFA EURO 2016サッカー欧州選手権」の展望を語った。
高倉麻子新監督の初陣となった6月4日と6日の対アメリカ2連戦について、「これからのなでしこは、3年のW杯までの準備に入りますから、そういう意味でのスタートだと思います。様々なメンバーを試行することが一番だと思うし。結果より高倉新監督のイメージするサッカーとか、新しいメンバーを試行したり、非常に試みが見えたなと思います」
新生なでしこ注目の選手には、千葉園子を上げた。「千葉選手はあまり知らなかったけど、可能性を感じますね」とニューフェイスに注目。また、かつての愛弟子については、「阪口(夢穂)も10番を背負ったんだから、淡々と自分のプレーだけじゃなくて、もっと声出せよ(笑) 相手と自分たちの状況を見ながら、もっと的確な指示が出せるように成長してほしい」と、かつて愛弟子の奮起を促した。
また、今回ゲスト解説を務める開幕直前のユーロについては、「前回はポゼッションサッカーが進化しつつあるという傾向。ワールドカップではスペインが予選リーグを敗退して、ポゼッション的なサッカーから進化を見せた。今回のユーロもそういった傾向が明確に見えると思います。世界のサッカーの変革がワールドカップで兆しを見せて、ユーロで次のワールドカップに向けて進化が見えると思うので、楽しみにしています」と語った。
注目するチームは、「イングランドが優勝したことがないので頑張ってほしい。安定感ではドイツやフランスが上でしょうけど。あまり知られていない若い選手の中にも、いい素材がいます。名前がサササッと出てこないのが僕なんだけど(笑) バイエルンの中盤で活躍している選手だったり。オーストリアの左サイドなんだけど。若手で才能のある選手が登場してくると思うので、それに注目してほしいなと思います」と、佐々木節を交えながら見所を解説した。
最後に“現場復帰の意欲が湧くのでは?”という質問に対しては「全然湧かない!」と一刀両断。
「3,4年経ったらムズムズしてくるかもしれないですね。一回りも二回りも大きな指導者になれればいいし。サッカー界から足を洗っておじいちゃんになってサポーターになっている可能性もあるし」と、即時の現場復帰は否定した。
By サッカーキング編集部
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