チャンスを逃して険しい表情のピケ [写真]=Getty Images
国際親善試合が7日に行われ、スペイン代表とジョージア(グルジア)代表がスペイン・ヘタフェで対戦した。
1日に行われた国際親善試合では韓国に6-1と大勝しているスペイン。大会3連覇を目指すユーロ2016開幕前最後のテストマッチでは、GKダビド・デ・ヘア(マンチェスター・U)やDFジェラール・ピケ(バルセロナ)、MFセスク・ファブレガス(チェルシー)らが先発メンバーに名を連ねた。
スペインは開始3分、ショートコーナーからチアゴ・アルカンタラが左サイドでボールを持ち、クロスボールを供給。ファーサイドのセルヒオ・ラモスが飛び込んだが、わずかに届かなかった。8分にはペナルティーエリア左側でパスを受けたセスク・ファブレガスが左足シュートを放ったが、左サイドネットへ逸れた。
立ち上がりから攻勢をかけ続けるスペインは28分、チアゴがペナルティーエリア手前からミドルシュートを放ったものの、左ポストを直撃。なかなかチャンスを活かすことができない。
すると40分、先制点はジョージアのものだった。スペインはハーフウェライン付近でパスをカットされ、カウンターを許す。一時はボールをカットしたものの、こぼれ球を拾われてペナルティーエリア内への侵入を許し、最後はトルニケ・オクリアシュヴィリに押し込まれた。スペインは痛恨のミスから先制ゴールを奪われ、0-1で前半を終えた。
1点ビハインドの後半、スペインのビセンテ・デル・ボスケ監督は4選手を投入。アンドレス・イニエスタとコケ、エクトル・ベジェリン、ミケル・サン・ホセをピッチに送り出した。61分にはダビド・シルバ、76分にはペドロ・ロドリゲスを投入。選手を入れ替えながら反撃を目指したが、なかなかチャンスを活かすことができない。64分にノリートが放ったミドルシュートは枠の左へ逸れ、68分にはジョルディ・アルバがペナルティーエリア左側への浮き球のパスに飛び込んだが、相手GKに阻まれた。
試合は0-1で終了。スペインはミスから失った1点に泣き、FIFAランキング137位のジョージアを相手に完封負けを喫した。スペインはユーロ2016でグループDに所属し、6月13日の初戦でチェコ、同17日の第2戦でトルコ、同21日の第3戦でクロアチアと対戦する。
【スコア】
スペイン代表 0-1 ジョージア代表
【得点者】
0-1 40分 トルニケ・オクリアシュヴィリ(ジョージア代表)