ユーロ2016の開幕戦が行われるスタッド・ド・フランス。昨年11月にはテロのターゲットとなった [写真]=VI Images via Getty Images
10日に開幕するユーロ2016の期間中に、大規模なテロ攻撃が計画されていたことが明らかとなった。イギリスメディア『BBC』が6日に報じた。
先月、ウクライナとポーランドの国境で大量の武器を所有していた男性が、国境警備隊によって拘束された。その男は、カラシニコフ銃5丁、対戦車用グレネードランチャー2基や大量の弾薬、およそ100の起爆装置に加え、125キロのTNT火薬など大量の爆発物を保持していたという。また、フランスメディア『M6』によると、その男はフランス北東部ロレーヌ地方出身で、農業組合で働く25歳のフランス人だと特定されていた。
ウクライナ保安庁によると、フランス人の男はユーロ2016の期間中に大規模攻撃を仕掛ける計画を立てていたという。同庁の長官は、男が極度の愛国主義者で、橋や高速道路、モスクなどを含む15カ所の攻撃を企てていたと明言。なお、ユーロ2016の試合自体がターゲットになっていたかは明らかになっていないという。
ユーロ2016は10日に行われるフランス代表とルーマニア代表の一戦で開幕を迎える。