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イタリアがキエッリーニの2ゴールで格下アゼルバイジャンに辛勝

2014.10.11

2得点を奪ったキエッリーニ [写真]=Getty Images

 イタリア代表は10日、ユーロ2016予選グループH第2節でアゼルバイジャン代表をシチリア島のパレルモに迎え、2-1で勝利した。

 イタリアは先月、敵地でのノルウェー代表戦を2-0で勝利。アントニオ・コンテ体制の公式戦初陣を白星で飾った。そのイタリアは、MFダニエレ・デ・ロッシを負傷で欠くものの、MFアンドレア・ピルロやDFジョルジョ・キエッリーニが負傷から、MFクラウディオ・マルキージオが出場停止から復帰。それぞれ先発で起用された。2トップはノルウェー戦同様、FWチーロ・インモービレとFWシモーネ・ザザのコンビとなった。

 ノルウェー戦同様、3-5-2の布陣で臨んだイタリアはアンカーのピルロと、リベロのDFレオナルド・ボヌッチを起点にポゼッションを高め、ハーフコートで試合を展開していった。6分には相手のミスパスをカットした流れから、ボックス右に進入したインモービレが折り返したクロスボールをマルキジオがダイレクトで合わせる決定機を演出。しかし、シュートを枠の上に外してしまった。

 だが、その後は4-4の守備ブロックを自陣深くに形成して集中したディフェンスを見せるアゼルバイジャンを攻めあぐねてしまう。そんななか、イタリアはセットプレーに活路を見いだす。26分、CKからボヌッチがダイビングヘッドで合わせたシュートが枠を捉えたが、GKカムラン・アガエフにセーブされてしまう。さらに37分、右サイドからのピルロのFKにDFアンドレア・ラノッキアがヘッドで合わせるも、シュートは枠の上へ。

 そのままゴールレスで前半を終えてしまうかに思われたが、44分にイタリアが均衡を破る。ピルロの左CKに対し、飛び出したGKアガエフの前でキエッリーニが打点の高いヘッドで合わせ、ネットを揺らした。

 後半開始2分、ザザが豪快なバイシクルシュートで追加点に迫ったイタリアが前半同様、一方的にボールを保持して攻め立てていった。2トップのザザとインモービレがボールを収めて起点となり、アゼルバイジャンをけん制。

 後半半ばにかけてもアゼルバイジャンに付け入る隙を与えなかったイタリアは、73分にピルロを下げる余裕を見せる。ところが、その直後の76分に痛恨の失点を喫する。CKのクロスボールをキエッリーニがクリアしきれず自陣ゴールへ入れてしまった。

 慌ててFWセバスティアン・ジョヴィンコ、MFアントニオ・カンドレーヴァと攻撃のカードを切るコンテ監督。すると、82分に勝ち越す。セットプレーの流れからボックス右のジョビンコが丁寧に上げたクロスをニアのキエッリーニがヘディングでゴール右へ突き刺した。その後もジョビンコがバー直撃のシュートを放つなど、主導権を渡さなかったイタリアが辛勝。2連勝スタートを切っている。

(記事/超ワールドサッカー)

【スコア】
イタリア代表 2-1 アゼルバイジャン代表

【得点者】
1-0 44分 ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表)
1-1 76分 オウンゴール(ジョルジョ・キエッリーニ)(アゼルバイジャン代表)
2-1 82分 ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表)

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