主役となったU23スペイン代表の右SBフアンル [写真]=Getty Images
U-23スペイン代表の右SBフアンル(セビージャ)が、5日のパリオリンピック2024(パリ五輪)男子サッカー・準決勝のモロッコ戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
パリ五輪・準々決勝でU-23日本代表を撃破した“若きラ・ロハ”は、準決勝でU-23モロッコ代表と対戦。前半にPKで先制点を許したものの、後半に反撃に転じた同国代表はMFフェルミン・ロペスのゴールで振り出しに戻すと、85分に途中出場のフアンルがインナーラップでエリア内に侵入し、右足を振り抜く。ボールは逆サイドのネットに突き刺さり、劇的な逆転ゴールとなった。そしてこのリードを保ったまま、スペインは2-1の勝利。2大会連続のメダルが確定するとともに、8大会ぶりの優勝に王手をかけている。
この試合の主役となったフアンルもまた、大会直前に変更されたレギュレーションの恩恵を受けた選手だ。当初は、大会開幕後の本登録メンバー(18名)とバックアップメンバー(4名)の入れ替えが不可能だったものの、最終的に試合毎に22名(本登録+バックアップ)から、ベンチ入りする18名を選ぶことが事実上可能に。これによって、バックアップとして招集されたフアンルは、グループCの第2節と第3節にも出場していた。
1点ビハインドの61分に途中投入され、値千金の逆転弾を決めたフアンル。試合後、ゴールシーンを回想した“主役”は「あの瞬間、何かを思い出している余裕はなかった。ただその後、家族やガールフレンド、今年苦労したことが頭をよぎった…今、この日々を過ごせていることは夢のようなことなんだ」と万感。続けて「これからドレッシングルームに戻るけど、彼らが僕のためにどんなサプライズを用意してくれたのかを見てみるよ。ただただ、ディナー代を払わなくて済むことだけを願っている。それは高額だからね(笑)」とジョークを交えつつ、喜びに浸っているようだ。
また、サンティ・デニア監督の期待に応えたフアンルは「初日からサンティは、僕たちバックアップの選手たちに対して、『我々は全幅の信頼を寄せているし、キミたち4人は重要な存在になる』と伝えてくれた。監督は正しかったんだ。僕にとって、彼からの信頼はとても重要」と告白するとともに、「このチームは金メダルを獲得するというメンタリティを持っている」と自信を覗かせている。
2大会連続のファイナリスト、自国開催となったバルセロナ五輪以来の金メダルに王手をかけたU-23スペイン代表。先のEURO2024でフル代表が優勝を果たした他、スペイン女子代表も準決勝にまで勝ち上がっているが、世界王者の称号を“総なめ”にできるのだろうか。注目の決勝戦は9日、対戦相手はU-23フランス代表となる。
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By サッカーキング編集部
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