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ベリンガムはどうなる? カペッロ氏が『スペインにイギリス人は馴染めない』という言説について語る

2023.06.09

クラブ史上14人目のイギリス国籍選手となるMFベリンガム [写真]=Getty Images

 かつて2度に渡りレアル・マドリードの監督を務めたファビオ・カペッロ氏が、“とある”言説について語った。8日、スペインメディア『Relevo』が伝えている。

 レアル・マドリードは先日、MFジュード・ベリンガムの完全移籍に関してドルトムントと基本合意に達したことを発表。これにより、破格の移籍金1億3000万ユーロ(約154億円)で加入する同選手は、デイヴィッド・ベッカム氏やギャレス・ベイル氏らに次いで、クラブ史上14人目のイギリス国籍選手となった。さらにこの夏、『サンティアゴ・ベルナベウ』に15番目の選手としてFWハリー・ケインが到着する可能性も報じられている。

 これまでに、レアル・マドリードでは13人のイギリス国籍選手が在籍したが、半数にあたる7人が1940年代までの選手だ。つまり、1950年代以降に在籍した選手は6人で、『スペインにイギリス人は馴染めない』という言説はあながち間違っていないのかもしれない。直近では、クラブ通算106得点を記録し19タイトル獲得と成功した選手として挙げられるベイル氏も、やはりピッチ外での問題が度々取り沙汰されていた。

 そんな中で、ミランやレアル・マドリード、そしてイングランド代表の監督をも歴任したイタリア人のファビオ・カペッロ氏は、『スペインにイギリス人は馴染めない』という言説について、「イタリアでも同じく、彼らはあまり成功していない。(主流の)キック&ラッシュではなく、よりテクニカルで、もう少し戦術的なフットボールだからだ。イギリス人は非常にダイナミックで、フィジカルに重点を置いたフットボールを展開してきた」と見解。さらに「彼らは喜びを感じずに生きている。ハッピーじゃない。それからメディアも原因だろう。そのようなプレッシャーが少ないイギリスに比べて、スペインやイタリアでは毎日フットボールが話題になる。メディアへの露出は、プレッシャーを助長させてしまう」と付け加えている。

 その一方で、カペッロ氏はこの言説にあてはまらない選手として、ベッカム氏の名前を口にした。2006-07シーズンはレアル・マドリードで師弟関係にあった両者だが、カペッロ氏は「ベッカムはこれまでとは違うタイプの選手で、スペインに残ることを強く望んでいたよ。彼はハードワークするし、みんなの良いお手本だった。特別なケースだね」と強調。続けて「いつも謙虚で、勤勉で、頭の中に何の問題も抱えていなかった。彼は『自分は世界で最も大きなクラブにいて、そのクラブのために働いている』という自覚を持っていたんだ」と明かした。

 最後に、クラブ史上14人目のイギリス国籍選手となるベリンガムについては「とても好きな選手。ベリンガムは非常に優秀で、クオリティが非常に高い。きっと、レアル・マドリードにとって大きな存在となるだろうね」と語りつつ、「ケインもとても素晴らしい選手だ。(カリム・)ベンゼマと同じ特徴を持っている。トッテナムのストライカーがどうなるのか見届けよう」と15人目の加入にも期待を寄せている。

 ビッグクラブがこぞって獲得を目指した“19歳”を手にしたレアル・マドリードだが、その才能は翳りを見せずに発揮されるのだろうか。

By サッカーキング編集部

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