去就に注目が集まるメッシ[写真]=Getty Images
去就に注目が集まっているパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは来季、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテルマイアミからのレンタルで、バルセロナでプレーすると31日、フランス紙『レキップ』が報じた。
現在35歳のメッシは2021年8月からPSGでプレー。1年の契約延長オプションが付随しているものの、現行契約が2023年6月30日までとなっていることから、去就に注目が集まっている。シーズン終盤にPSGのサポーターからブーイングを浴び、クラブに無断で個人のプロモーション活動を含む商業的な理由でサウジアラビアに渡航したことによりPSGから活動停止処分を受けたメッシに対し、クラブは契約延長オプションを行使しないという報道も出たことなどから、メッシは今夏での移籍が濃厚と見られている。
さらに先日にはサウジアラビアのアル・ヒラルが史上最高額となる、年俸6億ユーロ(約900億円)、2年契約で計12億ユーロ(約1800億円)のオファーを出し、一部ではメッシの父親で代理人も務めるホルヘ・メッシ氏がそのオファーに対し前向きだと報じられていた。
しかしながら、『レキップ』が仰天案を報じた。同紙によると、インテル・マイアミがメッシの保有権を確保したうえで6カ月から18カ月間の期限付きでメッシをバルセロナに貸し出す合意を結ぶべく、両クラブが動いているという。これにより欧州トップレベルでのプレー継続を希望すると報じられていたメッシは、バルセロナのユニフォームを着てチャンピオンズリーグ(CL)などでプレー可能となり、その後アルゼンチン代表として2024年のコパ・アメリカに出場した後に、マイアミでキャリアを締めくくるプランだという。
バルセロナのシャビ監督は先日「我々のサポーターは試合のたびにメッシの名前を出すようになった。彼の復帰案は私も大好きだが、信じて欲しい。99%は彼次第だ」と発言し、バルセロナの地元メディアもメッシの復帰への機運を高めている。バルセロナは財政面で問題を抱え、メッシを含め補強を行う場合ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)の条件を満たす必要があるとも言われているが、果たしてメッシは来季バルセロナでプレーすることになるのだろうか。
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