ヘタフェ、フローレス監督の解任を発表…ラ・リーガ5試合未勝利で降格圏に転落

　ヘタフェは27日、キケ・サンチェス・フローレス監督の解任を発表した。

　1965年2月2日生まれのフローレス氏は現在58歳。これまでにバレンシアやアトレティコ・マドリード、ベンフィカなどを率いた同氏は、2021年10月に成績不振により解任されたミチェル氏の後任として、自身3度目となるヘタフェの監督に就任した。当時、ラ・リーガ開幕7連敗を喫して最下位に沈んでいたチームを見事に立て直し、残留に導いていた。

　迎えた今季は、開幕4試合で1分3敗とスタートダッシュに失敗。それでも、第5節で初勝利を飾った後は手堅く勝ち点を積み上げていく。その後は浮き沈みの激しいシーズンを送っていたが、リーグ戦4試合未勝利で迎えた今節、残留争いのライバルでもあるアルメリアにホームで1－2の痛恨の敗戦。これにより、降格圏内の18位に転落していた。

　なお後任については未定となっているものの、ヘタフェ側はホセ・ボルダラス氏の招へいを目指しているとのこと。スペイン紙『マルカ』によると、今現在は合意に至っておらず、次節からベンチに座ることはないとしつつも、5月3日のセルタ戦後に復帰する可能性は否定できないと報じている。

　ラ・リーガ残り7試合のタイミングで指揮官交代に踏み切ったヘタフェ。この決断が、チームにどのような影響を与えるのだろうか。