今夏の移籍騒動を振り返ったF・デ・ヨング [写真]=Getty Images
バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが、今夏の移籍騒動を振り返った。20日、スペイン紙『アス』が伝えている。
1997年5月12日生まれのF・デ・ヨングは現在25歳。母国のヴィレムⅡでプロキャリアをスタートさせると、若くしてその才能をアヤックスに見出された。2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ4強進出の快進撃を見せたチームを支えた同選手は、シーズン終了後にバルセロナに加入した。“ブラウグラナ”のシャツを纏い、これまでクラブ公式戦通算157試合に出場している。
2019年夏に(加入合意の発表は同年1月)移籍金7500万ユーロ(当時レートで約93億6000万円)でバルセロナに加入してから早4年。バルセロナの中盤に欠かせない存在として地位を築いてきたF・デ・ヨングだが、今夏には同クラブ退団の噂が度々報じられてきた。オランダメディア『The European Lad』に対して、同選手は「僕が非難したいのは、自分を退団させようとしていた人たち。彼らはクラブを運営する人たちで、彼らこそが“バルサで在ろうとする”からね。いずれにせよ、普段クラブで過ごす上で、彼らを見かけることはないよ」とクラブ上層部への不満を語っている。
その一方で、F・デ・ヨングは「(シャビ)監督も『フレンキーが残る』とは言わなかったから、僕が退団する可能性を考慮していたのは事実だ。でも、シャビを責めるつもりはない。彼が、僕を追い出そうとしているようには感じなかったし、このような話題はとても触れにくいことだと思うからね。メディアには『僕といると幸せだ』と語っていだけど、経済的な事情もあったはず。それでも、決断したのは彼でないことは明らかだった」と心境を明かした。
バルセロナとの現行契約は2026年6月30日まで残っているF・デ・ヨング。クラブ上層部が引き起こした移籍騒動に辟易しつつも、同選手は「今、僕たちは再び上昇気流に乗っている。プレーしているときは最高だし、生活面でも完璧。もし、(決断するのが)自分次第なら、あと8年か10年はバルセロナにいることになるだろう」と『カンプ・ノウ』でプレーし続ける意思を改めて強調している。
By サッカーキング編集部
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