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レアルがリーガ初黒星で首位陥落…3発のラージョが白熱のシーソーゲームを制す!

2022.11.08

厳しいマークにあうモドリッチ(右) [写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第13節が7日に行われ、ラージョ・バジェカーノレアル・マドリードが対戦した。

 今季いまだリーグ戦無敗で首位に立つレアル・マドリードは、ワールドカップの中断期間を前に残り試合数が「2」となったなか、現在リーグ2連勝中のラージョと対戦。カリム・ベンゼマが不在のなか、前線の中央に引き続きロドリゴを起用し、マルコ・アセンシオが右サイドで先発した。

 試合は立ち上がりからホームのラージョがペースを握る。5分、左サイドを崩すと、マイナスへのクロスにサンティ・コメサーニャが合わせる。左足のダイレクトでミートしたボールはサイドネットへ吸い込まれ、ラージョがいきなりリードを奪うことに成功する。

 リードされたレアルは、その後もラージョの勢いに押されるものの、GKティボー・クルトワの活躍もあり追加点は防ぐ。すると34分、ワンツーで抜け出したアセンシオが倒され、VARの判定によりPKを獲得。これをルカ・モドリッチが決めて追いつくと、続く41分には、アセンシオのCKにミリトンが頭で合わせる。驚異的な体幹でゴールに叩き込み、一気にレアルが試合をひっくり返した。

 しかしすぐさま反撃に出たラージョは44分、右サイドから波状攻撃を仕掛けると、相手ボックス内で繋いだボールを最後はアルバロ・ガルシアが左足のボレーで叩く。このシュートがクルトワの手を弾いてゴールネットを揺らした。ゲームは再び振り出しに戻り、2-2でハーフタイムへと入る。

 後半も一進一退の攻防が続くと、62分にはラージョのアンドニ・イラオラ監督が退席処分に。それでもその直後、ダニエル・カルバハルのハンドでラージョがPKを獲得すると、オスカル・トレホがこの絶好機をモノにして再びリードを手にした。

 追いつきたいレアルだが、守備のインテンシティーが落ちないラージョを前に苦戦。チャンスを作れないまま終盤に差し掛かると、89分にはアセンシオのクロスからゴール前のロドリゴが決定機を迎えるも、ゴール枠内に押し込みきれない。

 試合はこのまま終了。レアルは今季のリーガで初黒星を喫することとなり、バルセロナに首位の座を取って代わられることとなった。一方のラージョは、今季リーガで複数失点のなかったレアルを相手に3ゴールを沈め、3連勝を果たしている。

 次節、ラージョは10日にセルタと、レアルは同日にカディスと、いずれもホームで対戦する。

【スコア】
ラージョ・バジェカーノ 3-2 レアル・マドリード

【得点者】
1-0 5分 サンティ・コメサーニャ(ラージョ・バジェカーノ
1-1 37分 ルカ・モドリッチ(PK/レアル・マドリード
1-2 41分 エデル・ミリトンレアル・マドリード
2-2 44分 アルバロ・ガルシア(ラージョ・バジェカーノ
3-2 68分 オスカル・トレホ(PK/ラージョ・バジェカーノ

By サッカーキング編集部

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