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今週末の大注目…“エル・クラシコ”について知っておきたい5つのこと

2022.10.14

レアル・マドリードとバルセロナが対戦する [写真]=Getty Images

 今週末は大注目の“エル・クラシコ”。スペインの両雄、レアル・マドリードバルセロナが相まみえる注目のビッグカードだ。

 今シーズンは両クラブともリーグ戦で無敗を維持。8節を終えた時点で両チームとも7勝1分け0敗、勝ち点22でトップ2に並んでいる。そのため、今回のエル・クラシコは今季のタイトルの行方を左右しかねない首位攻防戦なのだ。それでは16日(日)に開催される大一番を前に「知っておきたい5つのこと」をおさらいしよう。

[写真]=Getty Images

■一進一退

ハフィーニャ、ヴィニシウス

 永遠のライバルであるレアル・マドリードバルセロナ。両者の対戦は「エル・クラシコ」と呼ばれ、これまで幾度となく名勝負を生み出してきた。互いに黄金期を築いた時代もあるのだが、過去の対戦成績は驚くほど互角だ。

 今週末の大一番は公式戦250回目のエル・クラシコになるが、過去249戦の成績はレアル・マドリードの「100勝52分け97敗」とほぼイーブン。ラ・リーガの対戦に限定すると、過去184戦でレアルの「76勝35分け73敗」。そして295ゴールずつを決めているのだ。184回も戦って全く同じゴール数…これほど互角のナショナルダービーが他にあるだろうか!?

■近年は白い巨人に分があるが…

バルセロナ

 1929年から続くエル・クラシコにおいて、過去の連勝記録は7ゲーム。1962~65年にかけてレアル・マドリードがバルサを相手に7連勝を飾った。それに次ぐ記録が5連勝で過去に2回ある。1度目は、2008~2010年にかけてフランク・ライカールト率いるバルサが5連勝を達成した。そして2度目は、2020年3月から今年1月にかけてのレアルの5連勝なのだ。

 このように近年の成績はレアルに分がある。直近7度の対戦で見ても、5勝1分け1敗と圧倒している。しかし、この流れを変えようとしているのが、現役時代にバルセロナの黄金期を築いたシャビ・エルナンデス監督だ。今年3月に行われた直近の対戦では、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで4-0と快勝。

 その試合では、当時バルセロナに所属していたピエール・エメリク・オーバメヤンが2得点の活躍を見せたが、彼と同じくらいインパクトを残したのがフランス代表の高速アタッカー、ウスマン・デンベレ(25歳)だ。それまでの怪我や不振が嘘のように、シャビ監督の元で才能を遺憾なく発揮しているデンベレは、そのレアル戦で前半のうち2アシスト。サンチャゴ・ベルナベウでのエル・クラシコで、バルサの選手が前半のうちに2アシストを記録するのは21世紀に入り二人目。そして一人目が、2009年5月の対戦でチームを6-2の勝利に導いたシャビなのだ。ちなみに、シャビはその試合で4アシストを記録した!

 こうしてシャビ監督は、監督として迎えた初めてのラ・リーガでのエル・クラシコに勝利したわけだが、今回の対戦も無失点で勝つようなら、バルセロナの歴史において初めてリーグ戦でのエル・クラシコで就任から無失点で2連勝した監督になるという!

■安定感

レアル・マドリード、バルセロナ

 今シーズンは両チームとも国内リーグで安定した成績を残している。互いに7勝1分0敗で無敗を維持しており、バルセロナに至っては開幕8試合で20得点・1失点。最多ゴールと最少失点という数字を残している。特に1失点というのは、8試合を終えた時点ではラ・リーガ史上2番目に少ない失点数なのだ。ちなみに、過去最少記録は開幕から8試合連続で無失点を維持した2014-15シーズンのバルセロナ。ただし、その時のバルセロナは、今季と同じように第9節にレアル・マドリードと敵地で対戦。3失点を喫して1-3でシーズン初黒星を喫することになった…。

 安定感ならレアル・マドリードも負けていない。チャンピオンズリーグ(CL)で苦しんでいるバルサとは対照的に、レアルはカップ戦を含めても今季ここまで無敗を維持している。ここまで公式戦13試合で11勝2分0敗。欧州5大リーグのクラブで、今季公式戦で無敗を維持しているはレアル、パリ・サンジェルマン、ナポリ、アタランタの4チームだけとなっている!

■カリム・ベンゼマ

カリム・ベンゼマ

 やはり注目を集めるのはチームのエースを張る二人の34歳だ。まずはレアルのFWカリム・ベンゼマ(34歳)だが、今シーズンは怪我もあって本調子とは呼べない状態だ。先週末のヘタフェ戦は、コンディションを考慮して遠征に帯同せず。今週ミッドウィークのシャフタール戦(CL)と週末のエル・クラシコに照準を合わせている。

 だが、フル出場したシャフタール戦(1-1)でノーゴールに終わっており、現在5試合もゴールから遠ざかっている。公式戦44ゴールを叩き出した昨シーズンは、最もゴールから遠ざかったのが「273分間」だが、今季は既に「390分間」もノーゴールが続いている。それでも彼には、今週末のエル・クラシコで絶対に結果を残したい理由がある。

 エル・クラシコの翌日にはバロンドールの授賞式が控えているのだ。昨季のレアルの2冠の立役者であるベンゼマはバロンドールの大本命。既に投票は終わっており、今週末のエル・クラシコはバロンドール選考に関係ないとはいえ、自分のゴールで宿敵を倒し、晴れ晴れした気分で自身初のバロンドールを受け取りたいはずなのだ。

 そのベンゼマは、これまでエル・クラシコで38試合に出場して11得点・9アシスト。直接20ゴールに関与しており、これは21世紀に入ってからのエル・クラシコに限ると、リオネル・メッシ(26ゴール・14アシスト)に次いで2位の記録だという。

■ロベルト・レヴァンドフスキ

ロベルト・レヴァンドフスキ

 今オフにバルサに加入したFWロベルト・レヴァンドフスキ(34歳)は、これが初めてエル・クラシコになる。そのレヴァンドフスキは、今季ラ・リーガ初挑戦ながらここまで9ゴールで得点ランク首位。カップを含めると14ゴールも決めており、バルセロナの今季公式戦の全28ゴールのうち半数を一人で叩き出していることになる。

 そのレヴァンドフスキは、レアルとの相性も抜群だ。ドルトムントとバイエルンに所属していた頃に、CLで白い巨人と8回対戦し「6ゴール」も決めているのだ。ドルトムント時代の2012-13シーズンには、CL準決勝の対戦で1試合4ゴールを叩き出してジョゼ・モウリーニョ率いるレアルを一蹴したこともある。

 そのレヴァンドフスキは、ナショナルダービーで抜群の実績を持つ。ドイツ時代、バイエルンとドルトムントによる“デア・クラシカー”で40試合に出場して32ゴール。デア・クラシカーの歴代最多ゴール記録を持っているのだ。

 さてさて、そんな見どころ十分の“エル・クラシコ”。果たして今週末はどちらに軍配が上がるのだろうか?

(記事/Footmedia)

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