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ビジャレアル、セビージャ、バレンシアがRFEF会長を非難…個人チャットで3クラブを“嫌いなチーム”と明言

2022.10.11

[写真]=Getty Images

 ビジャレアルセビージャバレンシアは11日、共同の声明を発表し、スペインサッカー連盟RFEF)のルイス・ルビアレス会長を非難した。

 事の発端は、11日にスペイン紙『エル・コンフィデンシアル』が報じたスクープだ。同紙はルビアレス会長の『WhatsApp』でのプライベートチャットを入手。2020年1月に行われたレアル・マドリード対セビージャ戦前、「(レアル・マドリードが)“パランガナ”(セビージャの愛称)に勝てるかどうか。私にとって2番目に嫌いなチームなんだ」、「(嫌いな)順番はビジャレアルセビージャバレンシアだ」と家族に送っていたという。なお、試合はレアル・マドリードが2-1で勝利していた。

 報道を受け、ビジャレアルセビージャバレンシアは11日に共同声明でルビアレス会長を非難。クラブとファンへの公式な謝罪を求めるとともに、審判を統括する団体のトップが嗜好を明確にしたことへの懸念も示した。

「今週火曜日(10月11日)、『エル・コンフィデンシアル』紙に掲載されたルイス・ルビアレス氏の発言に関する情報に鑑み、セビージャFC、バレンシアCF、ビジャレアルCFは、王立スペインサッカー連盟会長が我々のクラブに対して示した深刻な非礼に対して、共同で非難を表明します」

「このように3つのクラブに対して攻撃的、反感的、傲慢に話す会話は、責任ある立場にあり、スペインの全サッカークラブの利益を平等に守らなければならない人物の発言としては容認できないものです」

セビージャFC、バレンシアCF、ビジャレアルCFは、ルイス・ルビアレスが我々の組織に対して、そして最も重要なことですが、ファンの気持ちに対して敬意を示さず、無礼な態度を取ったことを非難します。また、私たちのクラブに対する彼の態度は、大会の透明性に寄与しないため、起こりうる結果を非常に懸念しています」

バレンシアCF、ビジャレアルCF、セビージャFCは、ルイス・ルビアレス氏に対し、3クラブとそのファンに対して是正と公式な謝罪をするよう要請します」

 2018年5月から現職に就くルビアレス会長は、現在多くの問題を抱え、RFEF会長としての資質を問われている。『エル・コンフィデンシアル』紙によると、RFEFの資金でマドリード中心部の高級アパート購入、ペーパーカンパニーを使って会長戦のライバル候補をスパイ、仕事のミーティングと偽って恋人と数日間のニューヨーク旅行などの疑惑があり、反汚職検察庁の調査を受けているようだ。

By サッカーキング編集部

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