レアルが4発逆転勝利で開幕5連勝！　ヴィニシウス5戦連発、リュディガーは初得点

　ラ・リーガ第5節が11日に行われ、レアル・マドリードとマジョルカが対戦した。

　リーグ戦開幕4連勝スタートのレアル・マドリードは、6日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）・グループステージ第1節セルティック戦（○3－0）からスターティングメンバーを5名変更。中盤はトニ・クロース、フェデリコ・バルベルデ、ダニ・セバージョスとなった。また、セルティック戦で負傷したカリム・ベンゼマに代わり、エデン・アザールがワントップに入った。

　レアル・マドリードはボールを握る時間が続くものの、マジョルカの粘り強い守備に阻まれてペナルティエリア内でシュートを放つ場面をなかなか作ることができない。すると35分、マジョルカがセットプレーで先制する。右サイドの深い位置でフリーキックを獲得し、キッカーのイ・ガンインはファーにインスイングのボールを供給。ヴェダト・ムリキが頭で合わせてネットを揺らした。

　それでも、レアル・マドリードは前半のうちに試合を振り出しに戻す。自陣中央でボールを受けたバルベルデは、力強いドリブルで一気にペナルティエリア手前まで運ぶ。右から中央に切り込んで左足を振り、強烈なミドルシュートをゴール左上に突き刺した。

　同点で折り返したレアル・マドリードは70分にアクシデントが発生。2回目の交代カードを切った直後にルーカス・バスケスが筋肉系トラブルを訴え、ダニエル・カルバハルとの交代でピッチを後にした。

　72分、レアル・マドリードが逆転する。ロドリゴが相手に寄せられながらも中央をドリブルで突破し、ペナルティエリア内のヴィニシウス・ジュニオールにボールを預ける。ヴィニシウスはファーストタッチで相手DFをはがすと、ループシュートで相手GKとの一対一を制した。ヴィニシウスは公式戦5試合連続ゴールとなった。

　レアル・マドリードは89分にリードを広げる。敵陣中央でパスを受けたロドリゴはドリブルで前進。ペナルティエリア内で囲まれながらも巧みなタッチで相手2人を手玉に取り、右足を振ってゴール左に突き刺した。さらに後半アディショナルタイム3分、クロースのフリーキックに左足で合わせたアントニオ・リュディガーがネットを揺らし、加入後初得点を記録した。

　試合はこのまま終了。4－1で逆転勝利したレアル・マドリードはリーグ戦開幕5連勝となり、今季の公式戦は7戦全勝となった。マジョルカは3試合ぶりの黒星を喫した。

　レアル・マドリードの次戦は14日に行われ、CL・GS第2節でライプツィヒとホームで対戦。18日にはリーグ戦でアトレティコ・マドリードとのダービーマッチを控えている。一方、マジョルカは次節、17日にホームでアルメリアと対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード　4－1　マジョルカ

【得点者】
0－1　35分　ヴェダト・ムリキ（マジョルカ）
1－1　45＋3分　フェデリコ・バルベルデ（レアル・マドリード）
2－1　72分　ヴィニシウス・ジュニオール（レアル・マドリード）
3－1　89分　ロドリゴ（レアル・マドリード）
4－1　90＋3分　アントニオ・リュディガー（レアル・マドリード）

【スターティングメンバー】
レアル・マドリード（4－3－3）
クルトワ；ルーカス・バスケス（70分 カルバハル）、リュディガー、アラバ、メンディ（59分 ナチョ）；クロース、バルベルデ、セバージョス（69分 カマヴィンガ）；ロドリゴ、アザール（59分 モドリッチ）、ヴィニシウス