現役続行を宣言したホアキン [写真]=Getty Images
ベティスの元スペイン代表MFホアキン・サンチェスが、現役を続行すると宣言した。24日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在40歳のホアキンはベティスの下部組織出身で2000年にトップチームデビューを飾ると、2004-05シーズンのコパ・デル・レイ(国王杯)優勝に大きく貢献した。その後、バレンシアやマラガなどでプレーしたホアキンは2015年夏にベティスへ復帰。在籍13シーズンで公式戦通算450試合以上に出場している同選手は、かねてから2021-22シーズンでの現役引退の意向を示していた。
23日に行われた国王杯決勝でバレンシアと対戦したベティス。FWボルハ・イグレシアスのゴールで先制に成功し、一度は追いつかれたものの、PK戦の末に、17シーズンぶりの国王杯戴冠を成し遂げた。また、ホアキンは今大会で5試合に出場すると、2ゴール2アシストを記録。なかでも、準決勝セカンドレグ ラージョ・バジェカーノ戦では後半アディショナルタイムに2戦合計スコアで勝ち越しとなった値千金のゴールをスルーパスで演出し、決勝戦進出の立役者の1人となった。
“ベニート・ビジャマリン(ベティスの本拠地)”で行われた優勝祝賀会でホアキンは「(引退にあわせて)出してくれた企画が台無しになるかもだけど、ごめんなさい、もう1年続けるつもりだ」と現役続行の意思を宣言した。
また、同クラブを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督も「毎回のトレーニングに取り組む姿勢やパフォーマンスを見ていれば、残るにふさわしいと思えるキャプテン。大きな喜びだ」と“ベティコのアイドル”の現役続行に喜びを示している。
『アス』によると、クラブ史上唯一の2つのタイトルを獲得した選手となったという。輝かしいプレーと陽気な笑顔で見た人すべてを虜にするホアキンは7月に41歳の誕生日を迎えるが、来シーズンどのような伝説を残してくれるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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