バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が28日、バルセロナのラジオ局『RAC1』の番組内でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの復帰について問われ、現時点では「考慮していない」ことを明かした。
バルセロナは昨夏、クラブの財政難を受けてメッシとの契約更新を断念。同選手はパリ・サンジェルマン（PSG）に移籍したが、本来のパフォーマンスを披露できておらず、バルセロナへの復帰が一部で報じられていた。しかし、メッシ復帰の可能性について、ラポルタ会長は「レオや彼の代理人からメッセージは受け取っていない」とコメント。さらに、メッシが素晴らしい選手であることを認めつつ、「現実問題として、我々は現状この可能性を考慮していない」と続け、復帰の可能性を否定した。
また、その他の去就や移籍に関する話題についても言及。スペイン代表MFガビとウルグアイ代表DFロナウド・アラウホとの契約延長交渉に関しては「順調に進んでいる」ことを強調し、ウルヴァー・ハンプトンからのレンタル移籍で復帰したFWアダマ・トラオレの姿勢やパフォーマンスを評価。同選手の今後に関しては、バルセロナからウルヴァー・ハンプトンにレンタル移籍中のポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコンとのトレードが「良いオプションになる」との見解を示した。
そして、ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドとパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エンバペの獲得に関しては、「受入れらない金額であり、バルサからは遠く離れている」と述べ、あらためて獲得の可能性を否定。今季終了後に契約が切れるMFセルジ・ロベルトとFWウスマン・デンベレとの交渉については、「タイミングは数カ月前だった」と語り、契約延長に懐疑的な考えを示した。
By サッカーキング編集部
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