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バレンシア、ラ・リーガの調査報告受け声明「証拠がない=“なかったこと”ではない」

カディス戦での人種差別被害を主張するディアカビ [写真]=Getty Images

 バレンシアは9日、フランス人DFムクタル・ディアカビに関する公式声明を発表した。

 4日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節カディス対バレンシア戦では、30分頃にディアカビとカディスのスペイン人DFフアン・カラの間で口論が勃発。ディアカビがカラに人種差別の言葉を浴びせられたと主張し、バレンシアの選手たちは同選手をサポートするために試合を中断してロッカールームへと引き上げた。審判がバレンシア側に「勝ち点剥奪」の可能性を示唆したこともあり、試合は約20分後に再開し、カディスが2-1で勝利した。

 バレンシアからの抗議などを受けて7日から調査を開始したラ・リーガは、9日にその調査結果を報告。音声や映像など、様々な情報を分析した上で、「カラがディアカビを侮辱したという証拠は見つからない」と結論づけた。

 これに対し、バレンシアは次のような公式声明を発表。結論に納得していないことを認めつつ、ラ・リーガが問題解決のために動いたことを評価。また、今回の一件を教訓として、今後も人種差別の撲滅に向けての取り組みを続けていくとアピールした。

「カディス対バレンシア戦で、28分にディアカビが聞いた言葉の“すべて”を確認することは、映像や音声の証拠からはできません。証拠が見つからないからといって、それが“なかったこと”にはならないのです」

「バレンシアは、ラ・リーガが独自の調査を行ったことを重要視したいと思います。しかし、クラブは決して試合中に起こったことについての意見を変えることはなく、ディアカビを全面的に支持します。私たちの目的は、今回の非常に深刻な事件に対する適切な対応を行い、この種の問題が発生した場合に対処するための規制や態度を変える動きを見ることにあります。事件の完全な記録がないため、調査の対象となっている真相を完全に確認することができないという事実を損なうことなく、ラ・リーガがカディスで起こったことを明らかにしようとしていることを強調します」

「また、バレンシアは、サッカー界の人種差別に対処するための新たなプロトコルを確立するための話し合いが始まったことを歓迎しています。カディス戦でのリアクションについて、ディアカビ、キャプテン、選手、監督、テクニカルスタッフをとても誇りに思います」

「サッカー界では前代未聞の出来事でしたが、これがルールの真の変更を促す役割を果たすと確信しています。現時点では、このような人種差別的な事件が二度と起こらないように、ラ・リーガ、各機関、その他のクラブと協力し続けることが必要です」


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