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債務返済、メッシとの契約延長…新体制のバルセロナが取り組むべき「10」の課題

メッシの去就含め、様々な問題に悩まされるバルセロナ [写真]=Getty Images

 10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグで、バルセロナはパリ・サンジェルマンと1-1のドロー。2戦合計2-5でベスト16敗退が決まった。

 バルセロナがCLでベスト8以上に勝ち進めなかったのは2006-07シーズン以来のこと。当時はラウンド16でリヴァプールと対戦し、アウェイゴールの差で敗れた。

 しかし、14年ぶりの屈辱に落ち込んでばかりはいられない。クラブは7日に会長選挙を行い、ジョアン・ラポルタ氏の当選が決定。就任手続きが完了次第、バルセロナは新たなスタートを切る。地元紙『エル・ペリオディコ』は「差し迫った10の挑戦」という見出しで、新体制が取り組むべき問題を列挙している。

[写真]=Getty Images

1.早急な改善

ラポルタ新会長

『エル・ペリオディコ』が「ラポルタ会長に無駄な時間はない」と指摘したように、クラブは早急な再建が求められている。特に重要なのが、正常なクラブ運営を可能とする資金の確保。クラブ職員に滞りなく給与を支払うことができるよう、改善を図る必要がある。

2.債務返済

 既報のとおり、バルセロナは11億7300万ユーロ(約1520億円)もの債務を抱えている。そのうち短期債務は7億3068万ユーロ(約946億円)にのぼるという。ラポルタ会長は債務解消のための解決策を練る必要があり、その返済期日を遅らせるなど銀行側と交渉する必要がある。なお、会長に正式就任するにあたっては、1億2500万ユーロ(約162億円)の支払い能力があることを証明する書類を準備しなければならない。

3.メッシの慰留

 おそらく、バルセロナのファンにとって最大の関心事だろう。昨夏に退団の意思を持っていたリオネル・メッシを引き留められるかどうかは、ラポルタ新会長の最重要タスクになる。メッシを残留させることができれば、スポンサーを集めることができるなど、経済的な見通しも明るくなる。

4.指揮官の処遇

 エースの残留と共に注目されているのが、ロナルド・クーマン監督の処遇だ。昨年夏にジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長と交わした契約は2年間。あと1シーズンの猶予がある。オランダ人指揮官はペドリやロナルド・アラウホなど次々に若い選手を抜擢してチームを再生させ、メッシにも笑顔を取り戻させた。監督本人は続投を臨んでいるが、新理事会が彼に信頼を置くのか、あるいは新たな監督を招へいするのか注目される。

5.給与削減

給与カットのために放出されるのは…?

 銀行への返済を遅らせると同時に、コストカットも必要だと『エル・ペリオディコ』は主張する。新型コロナウイルス感染症が収束しないうちは収入増が見込めないため、サッカー界の中でも特に高額なサラリーを受け取る選手にも我慢を強いる必要があるという。具合的には、給与カットや高額年棒選手の放出を指すのだろう。すでに今季も、選手側と給与カットすることで合意に達したという発表はあった。

6.新たな収入源の確保

 バルセロナは今すぐにでも資金を必要としているため、テレビ放映権料、スポンサー料、クラブ会費などの従来の方法に加えて、新たな収入源を確保しなければならないと『エル・ペリオディコ』は言う。バルトメウ前会長は独自のマーチャンダイジングやライセンス活動を展開して収入を増やしたが、この施策を続けることや資産の売却などがアイデアとして考えられるという。

7.新カンプ・ノウ

 バルセロナは本拠地『カンプ・ノウ』の全面改修を2014年に発表したが、工事はほとんど行われていない。新型コロナウイルスの影響もあり、完成予想は2025年にずれ込んでいる。改修に際し、クラブは金融グループの『ゴールドマンサックス』から8億1500万ユーロ(約1050億円)の資金を調達することで合意しているが、この件についても話し合いが必要になる。

8.権威の回復

 ここ数年、バルセロナはスペインだけでなく、ヨーロッパでも影響力を失いつつある。バルメトウ前会長は昨年10月の辞任発表時に「欧州スーパーリーグの参加要請を理事会で可決した」と発言したが、その後に多くの反感を買うことになった。ピッチ上だけでなく、ピッチ外でも世界最高峰の地位を回復しなければならない。

9.他スポーツの強化

 バルセロナは総合型スポーツクラブとしても有名で、サッカー以外にも多種多様なスポーツセクションを擁している。女子チームは昨季のスペイン王者で、女子CLでベスト8に進出。男子バスケットボールチームもバスケット版のCLで首位に立つ。サッカーだけでなく、あらゆる競技の強化を進め、各部門を成功に導くこともラポルタ氏に与えられた役割だと『エル・ペリオディコ』は主張する。

10.名声を取り戻すこと

バルトメウ前会長

 バルトメウ前会長らによる“バルサゲート事件”はネガティブな意味で大きな話題となり、クラブのイメージは地に落ちた。商業面や財政面における失敗もクラブへの信頼性を損なわせる要因となっている。新会長のもとで失われた信頼を取り戻すことは大きな宿題となる。

(記事/Footmedia)

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