リーガ初得点を決めた武藤嘉紀(中央)[写真]=Icon Sport via Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第11節が11月30日に行われ、MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属するエイバルはアウェイでベティスと対戦した。前節出番なしの乾はスタメンに復帰し、武藤は2試合連続のスタメン入り。第6節以来、5試合ぶりに日本人2選手がそろって先発出場を果たした。
試合は先にベティスが決定機を迎え、20分にクリスティアン・テージョがギド・ロドリゲスの絶妙なスルーパスでペナルティエリア左へ突破。テージョはGKとの一対一で右足を振り抜いたが、シュートはGKマルコ・ドミトロヴィッチの好セーブに阻まれた。
一方のエイバルは34分、パパクリ・ディオプが右サイドからクロスを上げると、中央で飛び込んだ乾には合わなかったが、ファーポストのブライアン・ヒルがヘッドシュート。GKに弾かれたボールを乾が押し込んでゴールネットを揺らした。しかし、VAR検証の結果、ブライアンのシュート時に乾の足が前に出ていたため、オフサイドの判定で今季初ゴールは幻となった。
スコアレスで折り返したエイバルは49分、ブライアンの右CKを中央のエステバン・ブルゴスが頭で合わせると、そのボールに武藤が反応。ゴール前に飛び出し、左足で合わせて先制ゴールを挙げた。今夏にニューカッスルからレンタル移籍した武藤は、エイバル加入後8試合目の出場でリーガ初ゴールを記録した。
さらにエイバルは54分にリードを2点に広げる。ロベルト・コレアがエリア右で相手GKジョエル・ロブレスに倒されてPKを獲得。このPKをエステバン・ブルゴスがゴール中央に蹴り込んで追加点を挙げた。エイバルは87分にもエリア内で相手ボールを奪った乾がマルク・バルトラに倒されてPKを得たが、セルジ・エンリクのシュートはGKロブレスにセーブされて失敗に終わった。
試合はこのまま終了。エイバルは敵地で快勝し、4試合ぶりの白星を収めた。なお、武藤は78分までプレーして1ゴールを記録。乾はフル出場した。次節、エイバルは12月7日にホームでバレンシアと、ベティスは同6日にアウェイでオサスナと対戦する。
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By サッカーキング編集部
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