ウェールズ代表への招集が予想されるレアル・マドリードのベイル [写真]=Getty Images
2020-21シーズンに向けたレアル・マドリードのプレシーズンが間もなくスタートするが、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは苦楽が同居する日々を過ごすことになりそうだ。スペイン紙『アス』電子版が伝えている。
ベイルはまずバルデベバスのトレーニング施設でチームに合流しなければならない。本人に移籍する気はないようだが、ジネディーヌ・ジダン監督の構想外となっており、合流後にどのような扱いを受けるのか分からない部分がある。
一方、9月3日から6日はインターナショナルウィークで、UEFAネーションズリーグの試合がある。ウェールズ代表は3日にはアウェイでフィンランド戦、6日にはホームでブルガリア戦を戦うが、ベイルも招集される可能性が高い。レアル・マドリードで不遇の時を過ごしているうっぷんを代表の試合で晴らすことになりそうだ。
ベイルがレアル・マドリードで最後にプレーしたのは、6月24日のラ・リーガ第31節マジョルカ戦。3日のフィンランド戦でプレーすれば、実に71日ぶりの試合出場ということになる。
ベイルはユーロ2016でウェールズをベスト4に導き、2018年からはキャプテンを務めるなど、代表チームでは不動の地位を築いている。チャンピオンズリーグのラウンド16セカンドレグで自らメンバー外になることを望むなど、レアル・マドリードでプレーすることへのモチベーションを失っているだけに、9月のインターナショナルウィークを待望しているという。
一方、レアル・マドリード側はベイルのウェールズ代表への合流を懸念しているという。ベイルは「レアル・マドリードでのプレーに幸せは感じない」と発言したり、ケガの影響で欠場を続けていながら代表に招集されて試合に出場したりと、ここ1年ほど様々な言動でクラブ側を困惑させてきた。
2019年11月にユーロ2020本大会への出場を決めた際には「ウェールズ、ゴルフ、マドリード。この順番で」と記されたウェールズ国旗を持って満面の笑顔を浮かべ、物議を醸した。
今回、代表に招集された場合、クラブ関係者の目が届かないところで新たな問題行動を起こすのではないかと不安を覚えているという。
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By サッカーキング編集部
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