バルセロナと対立するアルトゥール [写真]=Getty Images
バルセロナは、ブラジル代表MFアルトゥールに対する懲戒処分を用意しているようだ。28日、スペイン紙『マルカ』が報じた。
アルトゥールは6月30日、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチとのトレードでユヴェントスへの完全移籍が決定。このトレード移籍が各方面で物議を醸すなか、アルトゥールもクラブからの扱いに不満を覚え、8月のチャンピオンズリーグ決勝トーナメントへの参加を拒んでいるようだ。
アルトゥールは現在ブラジルに帰国している模様で、27日に行われた新型コロナウイルスの検査に姿を見せず、28日の練習にも参加しなかった。また、アルトゥールはバルセロナに対し、移籍よりも1カ月早い契約解除を要求したとも伝えられた。
しかし、バルセロナはアルトゥールのリクエストを拒否。さらに、アルトゥールの行為を反逆や規律違反とみなし、同選手に対する懲戒処分を用意しているようだ。文書はすでにクラブの法務部に渡っており、処分はまもなく下されるという。
現在23歳のアルトゥールは、2018年にグレミオからバルセロナに完全移籍。クラブOBのシャビ氏にも例えられるなど、バルセロナのファンからも成長と活躍を期待されていた。しかし、クラブの財政的な事情を理由に、今回のトレード移籍が実現。移籍決定後はリーグ戦6試合で出場がなかった。