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混沌のリーガ2部…非難集まるフエンラブラダ、デポル戦前夜には4人の感染者か

ア・コルーニャ市、CSD、RFEFから非難されるフエンラブラダ [写真]=Getty Images

 20日に行われる予定だったリーガ・エスパニョーラ2部最終節のデポルティーボ対フエンラブラダ戦が延期になったことを受け、リーグは混沌に包まれている。

 同試合はキックオフの約1時間前に、フエンラブラダの選手7名を含む関係者12名に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで急きょ延期に。しかし、ほかの10試合が行われたことで、MF柴崎岳が所属するデポルティーボは他会場の結果によって40年ぶりの3部降格が決まってしまった。

 これを受け、デポルティーボのフェルナンド・ビダル会長は、記者会見を通じて「法的措置も含めた様々な対応を検討している。スペインサッカー連盟の最終節の規程に関して重大な違反があった。全チームの平等の権利が侵害され、競争は完全にお粗末なものになった。そして、私たちは最終節の全試合の再戦を求めていくし、そうでないならフエンラブラダと戦うつもりはない」などとコメントした。

 “平等性の欠如”は、フエンラブラダと昇格プレーオフ圏内を争ったラージョ・バジェカーノやエルチェらからも訴えられ、スペインサッカー連盟(RFEF)は22日に公式声明を発表。「RFEFの大会委員会はデポルティーボとフエンラブラダ戦の前に発生した状況に鑑み、2部の他クラブからもいくつかの苦情を受けた後、フエンラブラダに対して“例外的な”懲戒の提起を開始することを決めました」と綴った。

 また、デポルティーボの地元ア・コルーニャ市の行政も問題に介入。イネス・レイ市長は記者会見の場で、ウイルスを市内に持ち込んだフエンラブラダとリーグらの対応を非難し、リーガとRFEFに対する法的措置を示唆した。

 フエンラブラダはイネス・レイ市長の発言を「虚偽のもの」と主張し、次のような公式声明を発表。「ア・コルーニャに遠征したすべてのメンバーは、19日と20日に行われた3つのテストでは陰性の結果が出た」こと、「今回の遠征は、マドリードとガリシア両州政府が規定する『感染者と同じ場所にいて、2メートル未満の距離(たとえば、同棲者、訪問者)で15分以上滞在した人』のみを隔離する必要がある要件を満たしていない」ことなどを主張し、「イネス・レイ市長が述べたように、『ホテルに併設されたレクリエーション施設で、通常通りの生活と多くの人々との接触があった』ことを厳密に否定」した。

 しかしながら、スペインスポーツ評議会(CSD)がリーガからの報告を受けて22日に発表した公式声明によると、リーガとフエンラブラダは19日の時点で1人目の陽性反応を確認していたことを認識していたという。また、20日午後の時点で感染者は新たに3人増えていたようだ。CSDによると、リーガはマドリードの保健当局に集団感染の発生を通知しなかった模様で、CSDは「フエンラブラダはプロトコルに準拠しておらず、クラブにはプロトコルを正しく適用する責任が、リーグにはプロトコルを正しく遂行する責任がある」と両者を非難した。

 フエンラブラダはCSDの声明を「非常に深刻な虚偽の非難」だとし、プロトコルに従い保健所にも陽性反応を伝えていたことを改めて主張。また、リーガも「CSDの非難は驚くべきこと。調査結果が記録されたその瞬間から声明が伝えられたので、努力が欠如しているとの非難は不公平だ。私たちは、今日CSDが発表したようなコミュニケーションでは、疑念と混乱を生じさせ、統制と厳格さの欠如のイメージを与えることしかできないと考えています」とCSDの声明に反論した。

 なお、デポルティーボ対フエンラブラダ戦の代替日は決まっておらず、昇格プレーオフの日程についても未定となっている。

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