[写真]=Getty Images
将来的なフランス代表監督就任が取り沙汰されているレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督。現状でチーム状態は安定しており、ジダン監督自身も当面はレアル・マドリードで指揮を執り続けたいと考えているようだが、フロレンティーノ・ペレス会長との意見の相違により、その将来は不透明なものになっているようだ。
望む選手の相違で関係に亀裂?

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スペインのメディア『ドン・バロン』によると、両者の意見に食い違いが生まれた理由はジェイドン・サンチョ(ドルトムント)にあるようだ。ジダン監督はブンデスリーガで活躍するイングランド代表の新鋭アタッカーを非常に高く評価しており、獲得希望リストではキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)に次ぐ2番目にリストアップしているという。
一方、ペレス会長は現在レアル・マドリードに所属しているヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエスを引き合いに出し、若いアタッカーが成長しつつある現状を踏まえて、サンチョの獲得を目指す必要はないと考えているという。
ジダン監督は今年のコパ・トロフィー(『フランス・フットボール』誌が創設した21歳以下の最優秀選手賞)でサンチョに投票するなど彼を高く評価しているが、一方で12月18日のクラシコではロドリゴに10分程度の出場時間しか与えず、ヴィニシウスはベンチ入りしたものの出場なしに終わるなど、ペレス会長が期待する若手たちにそれほど大きな信頼を置いていないように見える。
両者のぎくしゃくした関係が続くようだと、2018年の電撃退任が繰り返されることになりかねないが、果たしてどうなるのだろうか。