クラブ上層部への不満をあらわにしたアレニャ(左) [写真]=Getty Images
バルセロナに所属するU-21スペイン代表MFカルレス・アレニャが、背番号変更の経緯に不満を抱いているようだ。25日、スペインのスポーツ紙『マルカ』が報じている。
下部組織出身のアレニャは、昨シーズンにトップチームへと登録され、背番号21を与えられた。しかし、今夏にバルセロナ加入を果たしたフレンキー・デ・ヨングが21番のユニフォームを着用することを、クラブが15日に発表。アレニャはデ・ヨングに21番を譲り、自らは19番に背番号を変更することとなった。
デ・ヨングにとって、21番は“特別な”番号だ。自身の21歳の誕生日に祖父が亡くなったことが、その大きな理由である。アレニャはデ・ヨングが「素晴らしい選手」であることを認めつつ、クラブの対応については不満をあらわにした。
「クラブの上層部は、背番号変更の件について僕に何も言ってこなかった。何も連絡がないまま、21番はデ・ヨングの元へと渡ったんだ。これまでクラブとはいつも良い関係を築いてきただけに、残念だ。たった1つのメッセージがあるだけでよかったんだ」
一時は背番号譲渡が「美談」として語られていたが、“連絡不足”によってクラブとアレニャの間に思わぬ亀裂が生じることとなった。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト