2018.07.05

乾貴士の相棒?ライバル? ベティス、元レアルのアタッカー・カナレスを獲得

乾貴士、セルヒオ・カナレス
乾貴士(左)とセルヒオ・カサレス(右)がベティスへ加入 [写真]=Getty Images

 2018-19シーズンに向けてエイバルから日本代表MF乾貴士を早々と迎え入れたベティスが、今夏2人目の補強としてレアル・ソシエダから元U-21スペイン代表MFセルヒオ・カナレスを獲得した。

 ラシン・サンタンデール時代はスペインの将来を担う逸材とも称されたカナレスは、2010年夏に19歳の若さでレアル・マドリードに移籍した。しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を勝ち取ることができず、わずか1シーズンで戦力外に。それでも、2011年夏からプレーしたバレンシア、そして2014年夏からプレーしたレアル・ソシエダでは、左右両ひざの3度に渡る大ケガを乗り越えてレギュラーに定着。4日に行われた加入会見で「心身両面において最高の状態を迎えた中での移籍」と述べた通り、選手として脂の乗り切った27歳でベティスに移籍する運びとなった。

 自由自在にボールを扱う左足が最大の武器のカナレスは、本人が「最もしっくりくる」と言うトップ下が最適なポジションだが、ドリブル突破が活きる左サイドハーフや、カットインからのシュートが活きる右サイドハーフでも高いレベルでプレーすることができる。

 ベティスの2列目には、キャプテンを務める元スペイン代表MFホアキン・サンチェスを筆頭に、元スペイン代表FWクリスティアン・テージョやU-21スペイン代表MFフランシス・ゲレーロ、アルジェリア代表MFリャド・ブデブズといった優秀なアタッカーが元々揃っているが、乾とカナレスの加入によりポジション争いは一段と激しさを増すこととなった。

 とはいえ、新シーズンのベティスはリーガ・エスパニョーラやコパ・デル・レイだけでなくヨーロッパリーグにも出場するため、カナレスは競争激化よりも戦力充実を歓迎した。

「僕たちは3つの大会を戦い抜かなければいけない。試合を重ねるごとに生じる疲労の蓄積は、シーズン終盤には相当なものになる。それゆえ、戦力が厚いに越したことはない。それに、横に優秀な選手がいてくればいれるほど、自分のパフォーマンスも良くなるものだ」

 2列目の全てのポジションをこなすカナレスは、左サイドハーフを本職とする乾にとっては最高のパートナーにも、最大のライバルにもなり得る存在だ。しかし、日本人としては前者になることを期待したい。全てはベティス躍進の最大の功労者であるキケ・セティエン監督次第だが、右にホアキン、中央にカナレス、左に乾という胸躍る並びをぜひ見てみたいものだ。

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