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大荒れの末に痛み分けとなった“クラシコ”、現地紙の評価は対立?

痛み分けとなった“エル・クラシコ” [写真]=Getty Images

 6日に行われたリーガ・エスパニョーラ第36節、バルセロナがホームにレアル・マドリードを迎えた今シーズン最後の“エル・クラシコ”は、両者譲らず2−2のドローに終わった。

 バルセロナが前節でリーグ制覇を決め、レアル・マドリードからタイトルを奪還したため、新旧王者による激突となったこの一戦。バルセロナのスペイン代表DFセルジ・ロベルトの一発退場、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの負傷交代、試合の行方を左右する疑惑の判定の数々など、目まぐるしくアクシデントが起きる大荒れの展開となりながら、最終的には痛み分けという結果に終わった。

 今シーズン一杯で退団することを発表したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタの花道は飾れなかったものの、開幕からの無敗をキープしたバルセロナ。一方、数的優位を生かせなかったものの、ホームで0−3と大敗した前半戦からの連敗は阻止したレアル・マドリード。どちらにとっても可も不可もない結果に、スペインの大手スポーツ紙も三者三様の捉え方をしている。

 まず、完全に意見を対立させたのが、バルセロナ寄りの『ムンド・デポルティーボ』とレアル・マドリード寄りの『マルカ』だ。「バルサ、壮絶なクラシコを経て無敗を継続」と題打った前者は、厳しい判定により強いられた数的不利を跳ね除けたバルセロナを称えた。一方、「マドリーのものだったクラシコ」との見出しを掲げた後者は、バルセロナがゴールを決める前に犯したファールやレアル・マドリードに与えられるべきPKが取られていれば異なる結果になっていたことを強調した。

 これに対し、思いのほか冷静な見解を示したのは、『スポルト』と『アス』だ。バルセロナ寄りの前者は、「イニエスタにとって最後のクラシコの舞台が幕を閉じる」と速報し、カンテラ時代から22年間クラブに貢献して来た中盤の要を労った。一方、レアル・マドリード寄りの後者は、「クラシコは決して出し惜しみしない」と寸評し、ゴールの応酬、退場劇、疑惑の判定など大一番に相応しく話題に尽きない試合になったと総括した。

 宿命のライバル同士には、タイトルが決定していようがいまいが関係なく、互いに誇りと意地を懸けてぶつかり合うことが証明された今回の伝統の一戦。とはいえ、来シーズンの後半戦の直接対決は、両雄が優勝を争う天下分け目の戦いとなることに期待したい。

文=北村敦


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