2018.04.20

サッカーが進むべき方向は? シャビが持論展開「フィジカルの向上は限界」

シャビ
現在はアル・サッドでプレーしているシャビ [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 かつてバルセロナで活躍し、現在はカタールのアル・サッドに所属する元スペイン代表MFシャビが、サッカーが今後進むべき方向性について自身の考えを明らかにした。スペイン紙『エル・パイス』に寄稿したコラムが19日に公開されている。

 1998年のトップチームデビュー以来、2015年に退団するまでバルセロナの屋台骨を支えてきたシャビ。38歳になった今も現役を続けている同選手は、フィジカル面の急速なレベルアップを認めるものの、現状以上の進化は難しいと考えているようだ。

「フィジカルの向上という点において、サッカーは信じられないレベルに達した。我々がメディアを通じて受け取るデータ情報の大半はフィジカルに関連したものだ。『この選手は、1試合で12、13キロメートルも走った』だとか『スプリントの最高時速がこの水準に達した』だとかね。もちろん、それは大事なことだ。ただ、フィジカルの向上に関しては限界に達したと私は思う。選手はこれ以上走ることはできないし、インテンシティーをこれ以上高めることは無理だろう。2試合分の走行距離はハーフマラソンとほぼ同等だ」

 そのうえで、タレント(才能)を掘り下げることに注力することが、サッカーのさらなる発展に不可欠だとの認識を示した。

「タレントは、テクニックや戦術と同じように、まだまだ良くすることができると思う。それによって、サッカーはさらに大きな発展を遂げられるはずだ。試合で違いを生み出すのはタレントだ。毎週、私は世界中のサッカーを追っている。あらゆる国のあらゆるリーグの試合を見て、攻撃的なサッカーを展開するチームや才能のある選手を探している。私にとって決定的な要素は選手が持つフィジカルではなく、ゲームを理解して秩序を与えられる能力の方だ」

 確かな戦術眼と誰よりも早いプレーの予測で、ピッチ上の指揮官として君臨してきたシャビ。「身体能力よりもタレントを優先させるべき」という信念は、今も変わらないようだ。

(記事/Footmedia)

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