2018.03.30

リーガ制覇目前のバルサ、宿敵レアルから“パシージョ”の可能性も

バルセロナ
リーガ制覇に突き進んでいるバルセロナ [写真]=Getty Images

 強豪同士の対戦が数多く見られた国際Aマッチ週間を経て、第30節から再開されるリーガ・エスパニョーラ。首位を独走するバルセロナの優勝へのカウントダウンが始まる中、宿敵レアル・マドリードとの伝統の一戦“エル・クラシコ”で、“パシージョ”が行われるか否かが密かに話題となっている。



 バルセロナは現在、2位アトレティコ・マドリードに11ポイント差を付けており、このままの形で進んで行くと第35節で優勝が決定する。そうなった場合、第36節に行われる“エル・クラシコ”では、チャンピオンを称えるために入場時に行われる“パシージョ”が見られるのか、すなわちレアル・マドリードの選手が花道を作ってバルセロナの選手を迎え入れるのかが焦点となる。

 スペインならではの慣習である“パシージョ”だが、あくまでも義務ではなく、当事者の判断に委ねられるものだ。実際、両チームが今シーズン初めて激突したスーペルコパ・デ・エスパーニャのファーストレグでは、UEFAスーパーカップを制した直後のレアル・マドリードバルセロナは花道で迎えなかった。また、スーペルコパにおいて、UEFAスーパーカップ王者が“パシージョ”で迎えられた例は一度もない。

 とはいえ、リーガ・エスパニョーラにおいては、タイトルが決まった直後の試合で、優勝チームに対して“パシージョ”が行われるのが通例だ。事実、2007−08シーズンの第36節では、前節優勝を決めたレアル・マドリードバルセロナが花道で迎えている。そのうえ試合に1−4で完敗したバルセロナとしては、敵地サンティアゴ・ベルナベウで味わった10年前の屈辱を、今回は本拠地カンプ・ノウで晴らしたいところだ。

 一方、できることなら“パシージョ”は行いたくないレアル・マドリードとしては、“エル・クラシコ”直前の第35節でバルセロナの優勝が決定するという事態から逃れなければならない。そのためには、タイトル決定が遅れるもしくは早まる必要があるが、前者は完全に他力本願となる一方、後者は第31節のアトレティコ・マドリード戦を制してバルセロナを援護射撃するという方法がある。すなわち、“マドリード・ダービー”での勝利は、地元のライバルを撃破したうえ、永遠のライバルからの屈辱を避けるという、二重の価値を持つことにもなりそうだ。

文=北村敦

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