2018.01.18

ダービーで今季初黒星も…バルサ指揮官は古巣サポーターから熱烈歓迎

バルベルデ
かつてエスパニョールをUEFAカップ準優勝に導いたバルベルデ監督 [写真]=Getty Images

 17日に行われたコパ・デル・レイ準々決勝ファーストレグで、エスパニョールにアウェーで0-1と惜敗したバルセロナ。8月末のリーガ・エスパニョーラ開幕以来、公式戦30試合目にして初黒星を喫したチームだが、エルネスト・バルベルデ監督は古巣から温かい歓迎を受けた。

 選手としても指揮官としても両方のクラブに所属するという、極めて異色な経歴を持つバルベルデ監督。バルセロナの指揮官として初めて迎えた敵地でのダービーは、エスパニョールのサポーターからどのように迎えられるかに注目が集まった。

 この日もスペイン代表DFジェラール・ピケには激しいブーイングを浴びせかけ、オランダ代表GKヤスパー・シレッセンには投げつけた物が直撃するという問題も起こすなど、バルセロナに対して敵意をむき出しにしたエスパニョールのサポーター。しかし、2006-07シーズンから2年間に渡り指揮を執り、初年度にはUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)準優勝という功績をもたらしたバルベルデ監督に対する反応は全く異なるものとなった。

 その象徴とも言えるのが、21分に行われるスタジアム恒例の儀式でのシーンだ。エスパニョールの本拠地コルネジャ・エル・プラットでは、2009年8月に不慮の死を遂げた元主将のダニエル・ハルケを悼み、背番号である21分に拍手を行うのが慣わしとなっている。そして、自身も指導した故人に思いを寄せ、バルベルデ監督が静かに両手を叩くと、これに気付いたエスパニョールのサポーターは、今は敵将となった指揮官にもスタンディングオベーションを送った。

 コパでは思わぬ黒星を喫したものの、リーガでは無敗で首位を独走しているバルセロナ。抜群の成績を残せている要因には、バルベルデ監督が個性の強い選手達を上手くまとめていることがある。その背景にある誠実かつ思慮深い人柄が垣間見られた、今回のダービーだった。

文=北村敦

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