2017.12.25

レアル、“エル・クラシコ”の敗因は? スペイン紙が5つの理由を列挙

クリスティアーノ・ロナウド
チームを勝利に導くことが出来なかったC・ロナウド [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第17節で、レアル・マドリードはバルセロナにホームで0-3の敗戦を喫した。2016年1月のジネディーヌ・ジダン監督就任後、バルセロナ相手に無得点で敗れるのは初めてのことになる。伝統の“エル・クラシコ”で、レアル・マドリードに何があったのか。24日付のスペイン紙『アス』が、5つの敗因を挙げている。

■ジダン監督がアイデンティティを変更したことが裏目に
 ジダン監督はレアル・マドリード本来のアイデンティを保つことよりも、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシを封じるためのシステムを採用することを優先した。スペイン代表MFイスコをベンチに置き、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチを先発起用したが、このプランは失敗に終わった。彼らはビルドアップに人数を割いていたこともあって、前半はボール支配率で相手を上回った(レアル・マドリード:53%、バルセロナ:47%)。しかし、相手ゴール前まで攻め上がる回数は減少。リーグ連覇を狙うのであれば、勝利は必須だったにも関わらず、だ。さらにメッシをマークすることに執着しすぎるあまり、コヴァチッチはゾーンの感覚を失い、1失点目の場面では酷い守備対応を見せてしまった。そしてこのゴールによって、ゲームは壊れた。

■後半の崩壊
 前半、レアル・マドリードはハイプレスを仕掛けることでスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツの自由を奪い、ビルドアップ時のミスを誘発した。しかし後半に入ると、スピードに乗ったカウンター攻撃を狙うために、重心を数メートル下げた。その結果、ボールを保持できるようになったバルセロナはゲームを支配し始め、レアル・マドリードの勢いはトーンダウンすることに。ピッチ上で正しいポジションを取れる選手はおらず、ボールを後方から追いかける羽目になり、失点を重ねた。逆転を狙うチームに残されていたのは意地や誇りだけで、スコアがひっくり返ることもなかった。

■あの得点力、そしてベンゼマはどこへ?
 ジダン監督が率いるレアル・マドリードは昨シーズン、全公式戦でゴールを奪い、今年9月には73試合連続ゴールという新記録を達成した。しかし、今シーズンはすでに4試合で無得点に終わっている。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドはあらゆる方法でゴールを狙ったが、前半の明らかな決定機では空振り。またフランス人FWカリム・ベンゼマが放ったシュートもポストを叩いた。同選手のプレーぶりはあまりに物足りないもので、レアル・マドリードのファンもいよいよ我慢の限界に達したのか、彼にこれ以上ないほどのブーイングを浴びせた。ここまでリーグ戦2ゴールでは戦犯扱いであり、彼を擁護するジダン監督にも弁明の余地はない。

■GKケイロル・ナバスは安定感が欠如した守備の犠牲者に
 アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表GKケパ・アリサバラガの加入が秒読みとなる中、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスはチーム最高のパフォーマンスを披露して、再び評価を高めた。被枠内シュート11本で3失点を喫したものの、前半にあったブラジル代表MFパウリーニョのボレーシュート、そして後半のメッシのシュートを素晴らしい反応で防いだ。ただし、今回のクラシコでは、チームの不安定な守備の犠牲者になったと言える。

■「メッシ vs. C・ロナウド」はメッシに軍配(=バルセロナの勝利)
 メッシとC・ロナウドという、一時代を築いてきた2人のサッカー選手の戦いに終わりはないが、今回のクラシコでは前者に軍配が上がった。前半のメッシはほとんど存在感がなく、パウリーニョへのミドルパスなどゲームへの関与は数えるほどだったが、後半になると大爆発。クラシコ最多得点記録を保持する同選手は、通算25ゴール目となるPKを決め、さらにダメ押しとなる3点目を“裸足”でアシストした。2017年の“年間得点王”争いでもC・ロナウドに勝利。メッシはバルセロナとアルゼンチン代表で計54ゴールを挙げ、レアル・マドリードとポルトガル代表で53ゴールを奪ったライバルをかわした。残る競争相手は、53ゴールを記録するトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインだけ。26日に行われるプレミアリーグ第20節サウサンプトン戦で同選手が無得点に終われば、メッシが今年最もゴールを奪った選手になる。

(記事/Footmedia)

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