2017.12.25

初のクラシコで決定的な仕事をしたパウリーニョ「ブスケツをお手本にしている」

パウリーニョ
クラシコに初出場し、勝利に貢献したパウリーニョ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 バルセロナが敵地でレアル・マドリードに3-0で快勝するという結果に終わった23日の“エル・クラシコ”。今シーズンのリーグ戦では初となる伝統の一戦で存在感を発揮した1人が、バルセロナのブラジル代表MFパウリーニョだろう。

 この試合、前半はレアル・マドリードのマンマーク・ディフェンスに手を焼いたバルセロナだが、後半立ち上がりの54分にカウンターからFWルイス・スアレスのゴールで先制に成功する。その10分後には、FWリオネル・メッシのお膳立てからスアレスが立て続けにシュートを放つと、相手GKケイラー・ナバスとポストに阻まれたものの、パウリーニョがこぼれ球をヘディングで詰める。このシュートを手で防いだDFダニエル・カルバハルが一発退場処分となり、これで得たPKをメッシが成功させたことで、事実上勝負が決することとなった。

 自身にとって初めてとなる“エル・クラシコ”でも物怖じすることなく、決定的な仕事をしたパウリーニョは、試合後のインタビューで満足気に大一番を振り返った。

「自分にとって初めてのクラシコで重要な勝利を手にすることができ、本当に興奮している。言葉にならないほどの喜びだ。この試合は永遠に記憶に残り続けるだろう」

 2得点を挙げた前節に続き、この日もチームの勝利に貢献したパウリーニョ。新天地にスムーズに適合できた要因として、チームメイトやエルネスト・バルベルデ監督の存在を挙げた。

「チームメイトには感謝しなければならない。なぜなら、僕のことを全面的に信頼し、サポートしてくれるからだ。また、『普段通りのプレーをすればいい』と、大一番でも完全な自由を与えてくれた監督にも感謝している。彼らの大いなる支えがあって、自分もチームを最大限に支えることができている」

 パウリーニョはまた、フットボール界屈指の名選手であるメッシと一緒にプレーできる喜びを改めて表した。

「メッシの横でプレーすれば、すべてが簡単に運んでくれる。なぜなら、彼は世界最高の選手であるうえ、性格も凄く良いからね。言葉で説明する必要などないほど、明らかに次元が異なるプレーヤーだ。彼と一緒に戦った思い出は自分の宝物になるだろう」

 バルベルデ監督から「異彩を放つ選手」と称されるなど、高さや力強さといったチームメイトとは異なる特長を持つパウリーニョ。だが、最も模範としているのは、バルセロナの精密なパスワークの礎であり、この試合でも先制点の起点となったMFセルヒオ・ブスケツだという。

「ルイス・スアレス、メッシ、イヴァン・ラキティッチなど、チームには参考にすべき選手がたくさんいる。だが、その中でも特にブスケツをお手本にしている。それがプレーに大きく役立っており、試合に出続けられるという自信を植え付けてくれている」

 今年夏に広州恒大から加入した当初は、実力を疑問視されていたパウリーニョ。だが、低評価をあっさりと覆し、今ではチームに必要不可欠な戦力となっている。その要因には、自身の個性を生かしつつも、チームメイトから貪欲に吸収する姿勢があると言えるだろう。

文=北村敦

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