2017.11.08

不振に陥るエイバル、冬の移籍市場で積極補強へ…乾の定位置にも影響か

バレンシアのMFオレジャーナ
エイバルが関心を示すオレジャーナ [写真]=Nurphoto via Getty Images

 クラブ史上最高の10位に入った昨シーズンから一転、今シーズンのエイバルは1つ順位を落とせば降格圏内の17位と極度の不振に陥っている。巻き返しを期して冬の移籍市場では補強に向かうと見られており、日本代表MF乾貴士にとっても少なからず影響が出てくる可能性がありそうだ。

 堅守速攻が持ち味のエイバルだが、今シーズンはここまで2勝2分7敗と苦しんでいる。6得点・25失点はいずれもリーグでワースト2の数字となっており、当然ながらクラブは攻守両面での立て直しを計画しているという。スペイン紙『マルカ』によると、実力があるものの出場機会に恵まれていない選手をリストアップしているとのことだ。

 とりわけフランス人DFフロリアン・ルジューヌの退団により脆弱さが深刻な守備陣は、センターバックの補強が必要不可欠となっており、ケルンのU-21スペイン代表DFホルヘ・メレに熱視線を送っているという。今シーズン、メレは負傷の影響もあり公式戦4試合の出場に止まっているが、昨シーズンはスポルティング・ヒホンで31試合に出場するなど、リーガ・エスパニョーラでの実績は十分。クラブは獲得できればディフェンス・ラインの要になると見立てている模様だ。

ケルンのDFメレ

エイバルはリーガでの実績があるメレに注目している [写真]=TF-Images via Getty Images


 一方、得点力不足が課題の攻撃陣は、右サイドのアタッカーの相次ぐ離脱が最大の原因となっている。しかし、スペイン人MFイバン・アレホは負傷から回復し、スペイン人MFペドロ・レオンも1ヶ月以内には復帰できる見込みとなっており、補強の必要性は薄れつつある。とはいえ、乾がレギュラーを張る左サイドにも圧倒的な力があるとは言い難く、セカンドトップやトップ下を任せられる選手も少ない。

 この現状を踏まえたクラブは、2列目の全てのポジションでプレーできるバレンシアのチリ代表MFファビアン・オレジャーナに注目しているという。オレジャーナは今シーズン、新指揮官に就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル監督から戦力として計算されておらず、公式戦での出場はコパ・デル・レイの1試合に止まっている。だが、セルタ時代の活躍は記憶に新しく、クラブは獲得に向かう構えのようだ。エイバルにとって問題はオレジャーナの給与が高過ぎることで、解決するためには年俸の高い選手を放出する必要がある。それゆえ、ポルトガル人FWベベの売却を計画している模様だ。

 オレジャーナがエイバルに入団した場合、実力や実績からしてレギュラーを張る可能性は十分にある。だが、攻撃の要であるペドロ・レオンが完全復帰すれば右サイドに固定されるため、左サイドでの起用が自然な流れとなる。そうなると、乾にとっては定位置争いの最大のライバルとなることは間違いない。今シーズンはまだゴールがなく、アシストも1つに止まっている乾としては、冬の移籍市場が開くまでに決定的な仕事を連発し、補強の必要が無いことをクラブに認識させたいところだ。

文=北村敦

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