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ジダン選手とジダン監督、どちらが優秀? 本人が見解を明かす

「名選手にして名監督」となりつつあるジダン [写真]=Getty Images

「名選手、名監督にあらず」とのスポーツ界における定番の格言を、フットボール界において覆している一人がレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督だろう。

 ジダン監督は選手時代、個人ではバロンドールやFIFA最優秀選手賞に輝き、フランス代表では1998 FIFAワールドカップ フランスやユーロ2000(欧州選手権)を制覇。レアル・マドリードではチャンピオンズリーグ(CL)やトヨタカップ(現クラブ・ワールドカップ)を制覇するなど、ありとあらゆるタイトルを獲得した。そして指揮官に転身後、レアル・マドリードを率いて就任初年度にCLを制覇し、2年目の昨シーズンはリーガ・エスパニョーラとCLの2冠を達成した。

 選手としても監督としても大成功を収めた人物と言えば、古くは元オランダ代表のヨハン・クライフ氏や元ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウアー氏、最近では元イタリア代表のカルロ・アンチェロッティ氏や元スペイン代表のジョゼップ・グアルディオラ氏といった名前が挙げられる。重鎮たちに劣らぬ実績を残しているジダン監督だが、自覚はあるのだろうか? 本人が興味深い自己分析を披露している。

 25日に行われた会見で、「ジネディーヌ・ジダンは選手と監督のどちらとしてより優れているのか?」との質問を受けたフランス人指揮官は、冷静な見解を示した。

「選手としての方が優れていると思うが、正直言って分からない。私は選手としては35歳までプレーしたが、監督としてはまだ18カ月しか経っていない。これは大きな違いだ」

 ジダン監督はさらに、レアル・マドリードの指揮官として初年度からタイトルを獲得できた要因を分析する一方、今後も真摯に仕事に向き合って行くことを誓った。

「就任した時点ですでに各選手のことを知っていたので、チームがどのように機能するか分かっていた。しかし、これまで多くのことを学んできたし、それはこれからも続けていくつもりだ。戦術、フォーメーション、コンディショニングなど、チームが良い準備をするために必要な全ての点で向上していかなければならない」

 成功にも慢心することなく、謙虚な姿勢を貫き続けるジダン監督。当面はレアル・マドリードで指揮を執り続けそうだが、いずれはフランス代表を率いるのでないかとの声も多い。現役時代と同様に指揮官としてもクラブと代表の両方で頂点に立ち、「名選手にして名監督」の称号を欲しいままにする日が訪れるかもしれない。

文=北村敦

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