60周年を迎えるバルセロナの本拠地カンプ・ノウ [写真]=MD
今から60年前の1957年9月24日。バルセロナ最大のお祭り「メルセ祭」の日に合わせて、カンプ・ノウのこけら落としが行われた。対戦相手はポーランドのレギア・ワルシャワだった。試合はバルサが4-2で勝利している。記念すべき初ゴールを決めたのは、バルセロナの元パラグアイ代表FWエウロヒオ・マルティネスだ。
スタジアムの建設は、建築家のフランセスク・ミジャンス・ミロ氏とジョゼップ・ソラテス・マウリ氏を中心に行われた。ミロ氏は当時の会長フランセスク・ミロサンス氏のいとこである。当初予定されていた総工費は推定6662万ペセタ(約5300万円)で、完成までの期間は18カ月がみられていた。
しかし、最終的には完成までに3年を要し、最終コストも2億8800万ペセタ(約2億2800万円)に膨れあがってしまう。そのため、クラブは莫大な負債を抱えることになった。スタジアムの最大収容人数は9万3053人で、ピッチの面積は107×72メートル(現在はUEFA規定により105×68メートル)である。
1982年に最初の改築が行われた。新たに2万2150席を加え、収容人数は11万5000人に拡大された。同年、スタジアムではワールドカップスペイン大会の開会式及び開幕戦が行われた。その10年後の1992年にはバルセロナ・オリンピックのフットボール競技決勝戦の会場にもなっている。この大会では、スペイン代表がポーランド代表を下して優勝を手にした。
そのような重要な試合が繰り広げられただけではなく、ドリームチームが成し遂げたテネリフェ戦(1991-92シーズン、92-93シーズン)やリアソール戦(93-94シーズン)での試合結果による3年連続リーガ最終節での大逆転優勝、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるレアル・マドリードに5-0の大勝、昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント第2戦パリ・サンジェルマン戦の大逆転勝利など、バルセロナの歴史を見届けてきたスタジアムでもある。また、このアスルグラナの劇場では数え切れないほどの大物アーティストのコンサートも催され、カタルーニャ自治主義のフォーラムも行われてきた。
1994年、UEFAが観客すべての着席を義務付けると、バルサはピッチを2.5メートル下げて立見席を撤去した。その結果、収容人数は9万9354席になっている。そして今、カンプ・ノウの工事が始まろうとしている。新スタジアムの完成予定は2022年の予定だ。
(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版)
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