2017.09.15

ユーヴェを破った好調バルサ…バルベルデ監督がもたらした8つの“キー”とは?

バルサ
バルサを率いるバルベルデ監督 [写真]=Pere Punti
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 我慢強さ、コンパクトな最終ライン、そしてバリエーションに富んだ戦術を備えたチームの中で、中盤の選手たちは再びその輝きを取り戻した。現在のチームが好調な理由には8つのポイントがある。

 サッカーにおいては、ただ長い距離を走るより、意図を持って走る方がより良い結果をもたらす。それをバルセロナはユヴェントス相手に証明してみせた。3-0という数字は統計上の価値があるのかもしれないが、その統計だけでスコアを読み解くことができないのがまたサッカーである。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが素晴らしいプレーを求めてスペースへ走り込めたのは、エルネスト・バルベルデ監督がチームに戦術的なバランスを与えたからにほかならない。そしてそれこそが3-0という数字の鍵である。

メッシ

ユヴェントス戦で躍動したメッシ [写真]=NurPhoto via Getty Images


■1.【効率的なボールポゼッション】
 昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準優勝チームを相手に、バルセロナは最後まで試合を支配した。この試合のボールポゼッション61%は、前回対戦した準々決勝第2戦の数字とまったく同じものである。しかし、このときの数字はスコアに反映されず、結果は0-0に終わった。第1戦を3-0で終えていたため、ユヴェントスが準決勝に駒を進めたのは周知のとおりだ。

■2.【少ない走行距離でより成果を出すこと】
 4月19日に行われたその試合、ルイス・エンリケ前監督が起用した13人の走行距離は合計109.717kmだった。この距離は、今回のユヴェントス戦に出場した14人の走行距離である合計84.621kmより25kmも多い。同様に、ユヴェントスの走行距離も、前回の112.873kmから今回の87.982kmと約25km少なくなっている。シーズンは始まったばかりで、試合のリズムは低かった。

■3.【明確なベースを持つチーム】
 これからローテーションが必要になってくるが、バルベルデ監督のファーストチョイスはテア・シュテーゲン(ドイツ代表GK)、ネルソン・セメド(ポルトガル代表DF)、ジェラール・ピケ(スペイン代表DF)、サミュエル・ユムティティ(フランス代表DF)、ジョルディ・アルバ(スペイン代表DF)、イヴァン・ラキティッチ(クロアチア代表MF)、セルヒオ・ブスケツ(スペイン代表MF)、アンドレス・イニエスタ(スペイン代表MF)、ウスマン・デンベレ(フランス代表MF)、メッシ、ルイス・スアレス(ウルグアイ代表FW)であることは間違いない。この11人を基盤に今シーズンを戦うと目された。加えて、交代のオプションも限られてくる。そのほかの選手たちは優先順位が低いことを理解しているはずだ。また、ラフィーニャ(ブラジル代表MF)がどのようになるかは、ケガから復帰した後に分かることになる。

イニエスタ

中盤を統率するイニエスタ [写真]=Getty Images


■4.【中盤の選手たちの輝き】
 ルイス・エンリケ監督時代のバルセロナが進化させた点は、トリデンテを中心にプレーをすることで、よりダイレクトなサッカーを展開することだった。しかし、その代償として中盤の選手たちがフィジカル的に厳しい状況に追い込まれている。今シーズンもブスケツ、イニエスタ、ラキティッチという中盤の構成は変わらないが、ゲームの中心は明らかにこのエリアだ。彼らもまた、前線の選手に隠れることなくプレーできるのである。

■5.【コンパクトな最終ライン】
 今シーズンのプロジェクトを開始するにあたり、まず最終ラインを崩されないことが不可欠だった。バルベルデ監督はつねに、よりコンパクトにプレーする必要があると話しており、今のところ少しずつ改善されている状況だ。最終ラインがコンパクトになることでプレーの連携が取れ、結果的に良い守備へとつながる。

■6.【ゴールが決めるまでの忍耐】
 ユヴェントス戦での先制点は、テア・シュテーゲンのショートパスから始まった。後方からのビルドアップには、落ち着いてプレーできることと、相手チームを引きつけることができるという2つのアドバンテージがある。攻撃の開始(どちらかというと中距離のパスで相手のプレスを飛び越すことが多い)は相手を動かしたり、または一カ所に固めることだ。その結果、相手を疲弊させるのもまた作戦だと言える。アウェイのアラベス戦では、2ゴールが後半に生まれた。今回のユヴェントス戦の先制点は前半45分だ。

アルバ

ネイマールがいなくなった左サイドで躍動するアルバ [写真]=Getty Images


■7.【非対称のシステム】
 デンベレが右サイド、ルイス・スアレスがセンターフォワード、そしてメッシは彼が望む場所に現れるという4-3-3システムが使用されている。左サイドにはフリーのスペースがあり、そこをアルバが駆け上がる。

■8.【4試合で得点12失点0】
 スーペル・コパ以降、チームは失点を許していない。1試合平均3ゴールという得点力とともに、これは大きな保証と呼べるだろう。今のチームは攻守において良い状態にあるのだ。

(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版

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