2017.09.11

早くも勝ち点4を取りこぼしたレアル、現地紙が5つの要因を挙げる

レアル・マドリード
早くも勝ち点4を取りこぼしたレアル・マドリード [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 レアル・マドリードは9日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節で、昇格組のレバンテ相手に1-1と引き分けた。2-2で終わった前節のバレンシア戦に続き、ホームで2試合連続のドロー。開幕3連勝で好スタートを切ったバルセロナとは対照的に、早くも勝ち点4を取りこぼしている。昨シーズンの王者は序盤でなぜ躓いたのか、スペイン紙『アス』が5つの要因を列挙している。

1.決定力不足
 ジネディーヌ・ジダン監督がレバンテ戦後に「ゴールが少ない。もっと効率よくプレーしなければならない」と語ったように、決定力不足がチームの足を引っ張っている。リーグ公式HPによると、レアル・マドリードはバレンシア戦で22本、レバンテ戦で18本のシュートを放った。しかし、奪ったゴールは3つだけ。決定率は1割にも満たない。出場停止中のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド不在の影響が出ており、効率の悪さによってチームは自ら首を絞めている。

2.ジダン監督の大胆すぎるローテーション
 “ローテーション”は今やジダン監督のポリシーとなっており、たとえ結果が出ていなくても指揮官はこの方針を変えることはない。インターナショナルマッチウィーク明け最初のゲームとなったレバンテ戦では、代表戦や長距離移動が考慮されて、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスとクロアチア代表MFルカ・モドリッチが招集外に。さらに、ブラジル代表MFカゼミーロやウェールズ代表FWギャレス・ベイル、スペイン代表MFイスコが先発メンバーから外れた。昨シーズンまでは問題にならなかったが、この試合では「いじり過ぎた」と言える。特に、うまく機能していた戦術の変更が裏目に出た。レバンテ戦では4-3-3や4-4-2ではなく4-2-3-1のシステムで戦い、さらにベンゼマの負傷交代もあってベイルが1トップに入らざるを得なかった。

3.機能不全に陥った左サイド
 ジダン監督はレバンテ戦で、フランス人DFテオ・エルナンデスとブラジル代表DFマルセロの2人の左サイドバックを同時に起用した。しかし、この采配は的中せず。どちらもスペースを必要とする選手であるため、互いの持ち味を消し合うこととなった。試合中は継続してポジションチェンジを繰り返していたが、効率の悪さは否めず。レアル・マドリードの武器の1つである左サイドからの攻撃を失う格好となった。

4.ベンゼマの負傷交代と“9番”不在
 ジダン監督はきっと、レバンテ戦のメンバー選考を後悔しただろう。ケガは予期できないものだが、C・ロナウドが出場停止であるなら、ストライカーであるU-21スペイン代表FWボルハ・マジョラルをベンチには入れておくべきだったかもしれない。なお、開始早々に負傷交代を強いられたベンゼマは右足太ももの筋肉を傷めて今後1カ月ほど戦線離脱を強いられる。

5.ベイルの不慣れな1トップ
 ベンゼマの負傷交代で急遽1トップを務めたベイルだが、本来のポジションではなく、試合を通じて限界を露呈した。爆発的なスピードを発揮するためにはある程度のスペースが必要であり、そもそも2列目から敵陣ゴール前に侵入してシュートを狙う選手である。ゴールに背を向けながら、相手センターバックの隙を掻い潜ってゴールを狙う仕事では、良さを発揮できない。それでも高い打点でのヘディングシュートなど、できることはやった。しかし、GKとの1対1の場面でゴールを決められず。あれが得点に結びついていれば、試合の流れは変わっていたかもしれない。

(記事/Footmedia)

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