レアル・マドリードは10日、完全移籍での獲得が決まったU-21フランス代表DFテオ・エルナンデスの加入発表を本拠地サンティアゴ・ベルナベウで実施した。クラブの公式HPが伝えている。
T・エルナンデスは1997年生まれの19歳。アトレティコ・マドリードの下部組織出身で、同クラブのトップチームデビューには至っていない。昨シーズンはレンタル移籍先のアラベスで公式戦38試合に出場し、強烈な左足のキックと馬力のあるドリブル突破を武器にブレイクを果たした。そして今夏、ライバルクラブであるアトレティコ・マドリードからの完全移籍でレアル・マドリードに加入した。
10日にサニタス・ラ・モラレハ大学病院でメディカルチェックを受けたT・エルナンデスは、サンティアゴ・ベルナベウで加入発表に臨んだ。同選手は「歓迎の意を示してくれた(フロレンティーノ・ペレス)会長、サポーター、チームに本当に感謝している。世界最高のクラブの一員になれて本当に満足しているよ。世界トップクラスの選手から学ぼうと思っているし、多くのタイトルを一緒に取るために来た」と喜びを語っている。
また、レアル・マドリードのペレス会長は「リーガで頭角を現した選手の一人であり、タレント、志、強さ、未来のある選手であることをしっかりとピッチで証明してきた。このユニホームを着て、数多くのタイトル(獲得)を祝うことになると確信している。レアル・マドリードでプレーするという素晴らしい経験が君を待っている」と、歓迎の意を示している。
なお、T・エルナンデスの背番号は「15」に決定。加入発表後は新ユニフォーム姿でピッチに登場し、サポーターの前でフォトセッションなどに応じた。
T・エルナンデスとレアル・マドリードの契約期間は6年で、移籍金などの詳細は非公表。スペイン紙『マルカ』は2600万ユーロ(約33億4000万円)の取引であると報じている。
By サッカーキング編集部
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