脱税報道の中でも結果を残し続けるC・ロナウド [写真]=Getty Images
脱税を巡る問題に端を発する移籍騒動はさらに熱を帯びているが、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドはその影響を感じさせない好パフォーマンスを披露している。
21日に行われたFIFA コンフェデレーションズカップ ロシア 2017のグループA第2節で、ポルトガル代表はロシア代表に1-0で勝利。今大会初勝利を挙げて勝ち点を「4」とし、グループA暫定首位に立った。決勝点をマークしたC・ロナウドは初戦のメキシコ戦に続き、2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。
スペイン紙『アス』によると、C・ロナウドは2017年になってから、クラブと代表で公式戦32試合に出場し、32ゴールを記録している(レアル・マドリード:27試合出場26ゴール、ポルトガル代表:5試合出場6ゴール)。今年4月以降に限れば、15試合に出場して19ゴールを記録しており、1試合平均1ゴール以上のペースで得点を重ねている。今シーズンの出場数は「53」に到達したが、疲労を感じさせるどころか、“フィニッシャー”としてさらにレベルアップを遂げたような印象を受けるほどだ。
一方、C・ロナウドは試合開始前に、車いすに乗った少女の手を引きながらピッチに入場すると、彼女の頬にキスをし、さらにウォーミングアップ用のジャージをプレゼント。本物のスターらしい粋な計らいを見せたとして話題を呼んでいる。
移籍騒動に関する質問を避けてか、試合後の会見では記者からの質問には答えず席を離れるという場面もあったが、ピッチ上ではプロスポーツ選手の鑑とも言える振る舞いを見せたC・ロナウド。キャプテンとして、ポルトガル代表をFIFA コンフェデレーションズカップ初優勝に導く活躍が今後も期待されている。
(記事/Footmedia)
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