レアル・マドリードは今季、二冠を達成し“欧州最強”と呼ばれた [写真]=Getty Images
今シーズン、圧倒的な強さでリーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグ(CL)の二冠を達成したレアル・マドリード。そこで陰の功労者として賞賛を集めているのが、“白い巨人”のメディカルチームだ。その秘密をスペイン紙『マルカ』が伝えた。
ジネディーヌ・ジダン監督が「今シーズンの数々の成功は、私たちに優秀なメディカルチームがいたからなんだ」とコメントしたことで、一気にメディアの関心を集めた。
メディカルスタッフのひとりである、ミケル・アランベッリ氏がスペイン国営メディア『RNE』のインタビューに答えた。
「ジダンは明らかに選手たちのプレー時間を制限してきた。これは我々医師によるものでもある。だが、大事なのは我々がチームで目標を達成することだ。選手たちが休みを取れるようにすることが大切なんだ」
続けて、高い水準でチームをサポートするメディカルスタッフの日常について語った。
「私たちのチームは9人の理学療法士と3人の医師で構成されている。私たちの朝は9時15分から始まる。各プレーヤーの細部まで異変がないかチェックするんだ。どのようなトレーニングをしたか、その量についてもね。これをすることによってコーチングスタッフと一緒にプレーヤーが不快感を感じる前にトレーニング内容を改善することができるんだ」
最後に、「これまで最も大変だった怪我は何か」という質問に対して、「2015年11月のセルヒオ・ラモスの肩の怪我だね。とても慎重な処置を必要とした。前回のコーチングスタッフに多くの問題を抱えていたんだ。多くのメディアはセルヒオは手術する必要があると言った。しかし、私は彼にはその必要がないことを知っていたんだ。結果、この問題を克服することができたよ」 と、自信を口にした。
欧州最強と謳われた今シーズンのレアル・マドリードだが、“陰の立役者”がいたことも忘れてはならないだろう。
By サッカーキング編集部
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