2015年12月にフランス代表を追放されたFWカリム・ベンゼマ [写真]=Getty Images
レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマが、自身がフランス代表に招集されない状況が続いていることに関してコメントした。スペイン紙『マルカ』が23日付で伝えている。
ベンゼマは、フランス代表の同僚であったリヨンMFマテュー・ヴァルブエナを“セックステープ”をもとに恐喝した事件に関与した疑いから、FFF(フランスサッカー連盟)より2015年12月に代表追放を宣告された。以降、同選手はフランス代表に招集されていない。
同紙はこの件について語るベンゼマのコメントを掲載。昨年のユーロ2016でフランス代表メンバーに選出されなかった際、同代表を率いるディディエ・デシャン監督を「差別主義者」と批判したと報じられたが、同選手は「デシャンを人種差別主義者と言ったことはない」とこれを否定。さらに「これが本当のことであるから、僕は自分の発言を後悔していないよ」と続けている。
代表チームへの思いを問われると、「フランス代表での試合はクオリティーの高いもので、代表チームでプレーすることはプライドの源だ。代表に呼ばれなければ、僕はフットボールを愛しているから悲しいね」と告白。そして「不公平だし、どうして僕が呼ばれないかについての説明を求めている」と話し、自身が不当な扱いを受けていると主張した。「もしヴァルブエナの件のためであるというならば、僕は無罪だ」と自らの潔白を訴え、代表復帰を望んでいる。
アトレティコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンらが台頭するフランス代表の攻撃陣だが、ベンゼマも再びそこに名を連ねることができるだろうか。
By サッカーキング編集部
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