コパ・デル・レイでハットトリックを達成したマリアーノ [写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリードに所属するドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスは、今冬の移籍市場で10クラブからオファーを受けながらも、残留を選択した。1月31日付けのスペイン紙『アス』が伝えている。
昨シーズン、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)でリーグ戦25ゴールをマークし、今シーズンからトップチームへの昇格を果たしたマリアーノ。昨年8月に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節のセルタ戦でリーガデビューを果たす。同年10月のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦セカンドレグでは、レオネサ相手にハットトリックを達成するなど、ここまで公式戦5ゴールをマークしている。
目覚ましい活躍を見せる23歳のマリアーノだが、ポジション争いではフランス人FWカリム・ベンゼマやスペイン代表FWアルバロ・モラタに次ぐ3番手に甘んじており、今シーズンの総出場時間は、フィールドプレーヤーではチームで2番目に少ない223分にとどまっていた。
マリアーノは今後も出場機会が限られることが予想されるため、今冬の移籍市場では、数多くのクラブがレンタルでの獲得を打診していた。昨夏にもレンタル移籍先として浮上したレガネスやスポルティング・ヒホン、マラガといった国内だけなく、リヴァプールや日本代表MF長谷部誠所属のフランクフルトなど国外からも獲得のオファーが届き、その数は二桁に達していた。しかし、マリアーノは残りのシーズンもレアル・マドリードにとどまることを選択。クラブも本人の意思を尊重したと伝えられている。
世界最高峰のクラブに残ってポジションを争っていくことを選択したマリアーノ。果たして、この決断は吉と出るだろうか。
(記事/Footmedia)
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