リーガ第20節でベティスとバルセロナが対戦した [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第20節が29日に行われ、ベティスとバルセロナが対戦した。
バルセロナは26日にコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)でレアル・ソシエダを下し、今シーズン初の公式戦5連勝を達成。連戦が続く厳しい日程だが、好調を維持してしっかりと勝ち点3を持ち帰りたいところだ。先発は、右サイドバックにアレイクス・ビダル、左サイドバックにリュカ・ディニュを起用したほか、中盤の底にはイヴァン・ラキティッチが入り、前線にはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの3人が並んだ。
立ち上がりから積極的な姿勢を見せたのはホームのベティスだった。開始2分にダニ・セバージョスがミドルシュートを放つと、12分にはゴール前に流れたボールにルベン・カストロが反応して右足で狙ったが、いずれも得点とはならない。
19分にはセバージョスが再びミドルレンジから狙い、シュートは枠の左を捉えたが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのセーブに阻まれた。
なかなかチャンスが作れなかったバルセロナは37分に決定機を迎える。左サイドを持ち上がったディニュが中央へ預けると、これを受けたメッシがペナルティエリア左へスルーパス。抜け出したネイマールがGKと一対一となったが、シュートはアントニオ・アダンが好セーブで防いだ。
前半はこのままスコアレスで折り返す。
後半に入り52分、バルセロナはメッシのクロスをエリア内右に走り込んだA・ビダルが右足ボレーで合わせたが、シュートは枠の左へ逸れた。
対するベティスは71分、セバージョスがエリア手前から思い切って右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴールを脅かしたが、惜しくもクロスバーを直撃した。さらに74分、ドリブルでエリア内左に持ち込んだR・カストロがDFの股下を抜くシュートを放ったが、今度は左ポストに阻まれた。
それでも直後の75分、ベティスが先制に成功する。右からのCKがゴール前にこぼれたところをアレックス・アレグリーアが押し込んでネットを揺らした。
失点を喫したバルセロナは77分、右サイドからA・ビダルが上げたクロスはDFにクリアされたが、ボールはゴール方向へ向かう。このままラインを割ったかに見えたが、DFアイサ・マンディが滑り込みながら蹴り出すと、主審はノーゴールの判定。直後の78分にも、再び右からのクロスのこぼれ球がゴール方向へ転がったが、ここもマンディがライン上でクリアし、得点とはならない。
猛攻を仕掛けるバルセロナが追いついたのは90分。メッシのスルーパスでエリア内に抜け出したスアレスが冷静にゴール右下に流し込んだ。
だが、残り時間で逆転ゴールを奪うことはできず、試合はこのまま1-1で終了。バルセロナは痛恨のドローとなり、公式戦の連勝は5でストップした。
ベティスは次節、2月3日に敵地でデポルティーボと対戦。バルセロナは同1日に国王杯準決勝ファーストレグでアトレティコ・マドリードと対戦し、4日にリーグ戦第21節でアスレティック・ビルバオをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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