国王杯敗退に落胆するC・ロナウド [写真]=Getty Images
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝セカンドレグが25日に行われ、セルタとレアル・マドリードが対戦した。
18日に行われたファーストレグでは、セルタが2-1でレアル・マドリードを下した。レアル・マドリードはその時点で公式戦2連敗と不振に喘いでいたが、21日に行われたリーガ・エスパニョーラのマラガ戦では2-1の辛勝。シーズン前半戦を勝利で締めくくっていた。今大会でも2013-14シーズン以来の優勝を目指し、セカンドレグでの逆転突破を狙う。
試合は序盤からレアル・マドリードのペースで進む。26分には右サイドのイスコがアーリークロスを供給。クリスティアーノ・ロナウドがヘディングで合わせたが、ここはGKセルヒオ・アルバレスが触ってクロスバーを直撃。こぼれ球を再びC・ロナウドが詰めたが、ボールは惜しくも右ポストに阻まれてしまい、得点には至らない。
するとスコアが動いたのは44分。セルタがカウンターからチャンスを手にすると、エリア内右に進入したダニエル・ヴァスの折り返しを、ヨン・グイデッティが合わせる。GKキコ・カシージャがこれに反応したが、跳ね返りがダニーロに当ってゴールイン。オウンゴールでセルタが先制に成功し、前半が終了する。
後半に入ってもレアル・マドリードが攻め立てる。62分、エリア右手前30メートル付近でFKを獲得すると、C・ロナウドが直接狙う。強烈なシュートがゴール左に突き刺さり、レアル・マドリードが同点に追いついた。
しかし、レアル・マドリードはなかなか次の得点を決めきれない。試合終盤に入るとセルタが反撃。85分にヴァスがエリア手前でボールを受けると、走り込んだホサベドへパス。ホサベドが後ろに下げると、ヴァスがミドルシュートを叩き込み、セルタが勝ち越しに成功。レアル・マドリードは2点が必要な苦しい状況に追い込まれる。
レアル・マドリードは90分に右CKからルーカス・バスケスがヘディングシュートを決めて追いついたが、最後まで勝ち越しゴールを決めることはできず、この試合は2-2のドローで終了。2試合合計スコアでセルタが4-3でレアル・マドリードを下し、2シーズン連続のベスト4進出を決めた。
【スコア】
セルタ 2-2(2試合合計4-3)レアル・マドリード
【得点者】
1-0 44分 オウンゴール(ダニーロ)(セルタ)
1-1 62分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
2-1 85分 ダニエウル・ヴァス(セルタ)
2-2 90分 ルーカス・バスケス(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
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