イエローカードを提示した後、主審が暴行を受ける事件が起きた(写真はイメージ) [写真]=Getty Images
スペインのアマチュアリーグで、サッカーの試合中に選手が主審を殴りつけるという事件が発生したようだ。イギリス紙『デイリーレコード』が12日付で伝えている。
被害者となったのは、18歳の学生であるファド・アボウ・エル・モウラビト。過去3年間のキャリアを持つレフェリーで、1試合あたり40ポンド(約6000円)の謝礼をもらってアマチュアの試合で主審を務めていたという。
加害者は、北部スペインのサラゴサ市を拠点とするミラルブエーノというアマチュアチームに所属するラニム・チャオウビ。2-0でリードしていたリーグ戦の試合で、味方のGKが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となった際、抗議中に激昂してファド主審を殴り倒したという。
二度、殴られて地面に倒れ落ちた被害者のファド主審は病院に搬送され、治療を受けた模様。加害者であるラニム選手は警察に拘束されている。
ファド主審は「私はただ、抗議に対してGKに2枚目のイエローカードを出しただけだ。サン・フアン(相手チーム)の選手たちの助けを借りて、彼から離れたよ。背番号14の選手がいきなり迫ってきて私の顔を殴ったのさ。地面に倒れている最中にもう一度殴られたよ」とコメントしている。
By サッカーキング編集部
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