P・アルカセルはフル出場を果たしたが、得点を奪えなかった [写真]=Getty Images
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦(ラウンド32)ファーストレグが11月30日に行われ、エルクレス(3部)とバルセロナが対戦した。
12月3日にリーガ・エスパニョーラ第14節のレアル・マドリード戦を控えているバルセロナは、格下相手のアウェーゲームで主力選手を温存。先発メンバーには、復帰を果たしたサミュエル・ユムティティやデニス・スアレス、アルダ・トゥラン、パコ・アルカセルといった面々が並ぶ。リオネル・メッシやネイマール、ルイス・スアレスらはベンチからも外れた。
バルセロナはエルクレスを相手に苦戦。前半は得点を奪うことができず、スコアレスで後半を迎えた。そして52分、先制ゴールはエルクレスのものだった。左サイドからのクロスがファーサイドへ飛ぶと、リュカ・ディニュがマークを外してしまい、大外からダビド・エミリオ・マインス・ナバロに押し込まれた。
ビハインドを負ったバルセロナ。思わぬ展開となったが、6分後に期待の若手がチームを救う。ペナルティーエリア左手前でボールを持ったカルレス・アレーニャが思い切りよく左足を振り抜くと、強烈なロングシュートがゴール右隅へ突き刺さった。18歳のアレーニャが起用に応え、同点弾を記録した。
しかし、バルセロナのゴールは1点止まりだった。試合は1-1で終了。3部所属のエルクレスを相手に引き分けという結果に終わった。次戦は3日、レアル・マドリード戦だ。メンバーを大幅に入れ替えた一戦とはいえ、格下相手にドローに終わったことで、“クラシコ”を前にしたチーム状態を懸念する報道が活発化するかもしれない。
なお、4回戦のセカンドレグは21日、バルセロナのホームで開催される。
【スコア】
エルクレス 1-1 バルセロナ
【得点者】
1-0 52分 ダビド・エミリオ・マインス・ナバロ(エルクレス)
1-1 58分 カルレス・アレーニャ(バルセロナ)
By サッカーキング編集部
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