C・ロナウド(左)のハットトリックなどでレアル・マドリードが勝利を収めた [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第10節が29日に行われ、アラベスとレアル・マドリードが対戦した。
昇格組のアラベスは第3節でバルセロナを破っており、今節は2度目の大金星を狙う。対するレアル・マドリードはここまで6勝3分けと無敗で首位に立っているが、2位セビージャと1ポイント差、3位バルセロナとも2ポイント差と、取りこぼしは許されない状況だ。先発にはギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドらが名を連ねた。
先制したのはホームのアラベスだった。7分、ショートカウンターを仕掛けると、左サイド深くからテオ・エルナンデスがマイナス方向に折り返す。このボールにGKケイロル・ナバスが反応したが触れることはできず、ファーサイドで待っていたデイヴェルソンが流し込んでネットを揺らした。
失点を喫したレアル・マドリードは16分、エリア手前右の位置で得たFKをベイルが直接狙う。すると、このシュートが壁に入っていたDFの手に当たり、主審はPKの判定。これを17分にC・ロナウドがゴール右下に決め、試合を振り出しに戻した。
さらに33分、エリア手前左でパスを受けたC・ロナウドが右足を振り抜くと、DFに当って僅かにコースが変わったボールがゴール右に吸い込まれ、レアル・マドリードが逆転に成功した。
前半はこのままレアル・マドリードが1点をリードして折り返す。
後半に入り46分、アラベスがビッグチャンスを迎える。エリア内中央でパスを受けたビクトル・カマラサがファーストタッチでDFをかわしGKと一対一に。しかし、左足で放ったシュートがK・ナバスの好セーブに阻まれた。
レアル・マドリードは69分、右サイドで相手DFをかわしたマテオ・コヴァチッチからのクロスをエリア内のC・ロナウドがバイシクルで狙ったが、ここは枠の上に外れた。
終盤に入り84分、レアル・マドリードは自陣左サイドのマルセロが前線にロングパスを送ると、ディフェンスラインの裏を取ったアルバロ・モラタが飛び出したGKの頭上を抜くループシュートを決めて、決定的な3点目を奪う。
さらに88分、エリア内左でボールを受けたCで・ロナウドがオーバーラップしたマルセロにスルーパス。ここからリターンをもらったC・ロナウドが右足で強烈なシュートをゴール左に突き刺し、ダメ押しゴールとなった。
結局試合はこのまま終了。先制を許したレアル・マドリードだったが、C・ロナウドのハットトリックなどで逆転勝ちを収め、首位をキープした。
次節、アラベスは11月5日に敵地でオサスナと、レアル・マドリードは同6日にホームでレガネスと対戦する。
【得点者】
1-0 7分 デイヴェルソン(アラベス)
1-1 17分 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(レアル・マドリード)
1-2 33分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
1-3 84分 アルバロ・モラタ(レアル・マドリード)
1-4 88分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
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