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3強体制を崩しているセビージャ、降格圏内のS・ヒホンと対戦/リーガプレビュー

2016.10.28

首位レアルと1ポイント差の2位につけているセビージャ [写真]=Getty Images

 日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャは前節、ホームでアトレティコ・マドリードとの大一番に勝利(1-0)し、通算6勝2分1敗として3位から2位に上昇した。首位レアル・マドリードとは1ポイント差、3位バルセロナおよび4位ビジャレアルとは1ポイント差、5位アトレティコ・マドリードとは2ポイント差と、1試合で大きく順位が変わる状況に変わりはない。

 アウェーに移っての今節は、起用できる選手は前節と変わりないが、3バックを引き続き採用するのか4バックに戻すのかに注目が集まる。最近は殆どメンバーを固定して戦っているチームだが、今節はミッドウィークに行われるチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節のディナモ・ザグレブ戦および次節のバルセロナ戦を見据えてローテーションが採用される可能性もある。そうなれば、公式戦7試合連続で出場機会の無い清武にも出番が巡って来るチャンスがありそうだ。

 対するスポルティング・ヒホンは前節、アウェーでグラナダとドロー(0-0)に終わり、通算2勝2分5敗の18位と降格圏内からの脱出に失敗した。19位オサスナとは2ポイント差だが、残留圏内の17位デポルティーボおよび16位エスパニョールとは同ポイント、15位バレンシアとは1ポイント差、14位レガネスおよび13位アラベスとは2ポイント差と、1試合で大きくジャンプアップできる状況にある。

 ホームに戻っての今節は、故障中のスペイン人MFシャビ・トーレスおよびマルティニーク代表DFジャン・シルヴァン・ババンが引き続き不在となり、同じく前節欠場したスペイン人MFビクトル・ロドリゲスの出場も回復次第となっている一方、出場停止明けのベネズエラ代表DFフェルナンド・アモレビエタの復帰が予想されている。また、システムを「4-4-2」から「4-2-3-1」へ戻す可能性もあると見られている。

 バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードによる3強体制を完全に崩しているセビージャだが、前々節のレガネス戦でリーガでは1年5カ月振りにアウェーで勝利したとはいえ、内弁慶が解消されたと言うまでには至っていない。それゆえ、前節は7試合振りのクリーンシートで連敗を5試合で止めたS・ヒホンにも付け入る隙はありそうだ。

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