昨季はマルセイユでプレーしたルーカス・シウヴァ。現役引退の危機を乗り越えて練習再開へ [写真]=Getty Images
今年7月に心臓疾患が判明し、現役引退の危機に瀕していると報じられていたレアル・マドリードのブラジル人MFルーカス・シウヴァが、練習を再開することを明かした。同選手は19日にインスタグラムを更新し、「明日、トレーニングに戻る」と綴っている。
L・シウヴァは自身の写真とともに「1カ月間のハードワークを経て、トレーニングに明日復帰することができる。本当に嬉しく思っているよ。待ち切れないよ!」と綴り、20日からトレーニングを再開することを明かした。
同選手は今夏の移籍市場でスポルティングへレンタル移籍で加入する見通しとなっていたが、メディカルチェックで心臓疾患が発覚。移籍は不成立となり、現役引退の可能性を報じられた。今月2日付のスペイン紙『アス』は、治療を受けている同選手の状況を「悪夢」と表現し、「復帰の可否については不透明な状況」と伝えていた。
動向に注目が集まる中、トレーニング再開を明かしたL・シウヴァ。引退の危機を乗り越えた同選手の今後について、スペイン紙『マルカ』は「3カ月以上に渡って“プレシーズン”期間を過ごしたうえで、来年1月に出場機会を得られる(他クラブへ)レンタル移籍で加入する。そのような考えをスタッフが持っている」と伝えた。レアル・マドリードにとどまっても出番を得られる可能性は低く、試合に出場できるコンディションを整えたうえで冬の移籍市場で新天地を求めることが有力視されているようだ。
23歳のL・シウヴァは昨年1月にクルゼイロからレアル・マドリードに移籍。同年2月14日に行われたリーガ・エスパニョーラ第23節のデポルティーボ戦でデビューを果たしたが、同年夏にマルセイユへレンタル移籍で加入した。昨シーズンはリーグ・アン全38試合中22試合に出場。今夏の移籍市場では9クラブが関心を示していると報じられ、スポルティング加入が目前に迫っていた。
By サッカーキング編集部
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