バルセロナでプレーするイニエスタ [写真]=Getty Images
バルセロナに所属するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、下部組織時代を振り返っている。スペイン紙『マルカ』が3日に報じた。
現在32歳のイニエスタは、圧倒的なパスセンスと広い視野を武器にバルセロナ一筋で活躍を続けている。これまでに同クラブで出場した公式戦は588試合にのぼり、リーガ・エスパニョーラやチャンピオンズリーグなど数々のタイトルを獲得してきた。また、スペイン代表のとしても長く中心選手としてプレーしており、2度のユーロ優勝と、2010年に行われた南アフリカ ・ワールドカップ制覇を経験している。
同紙は、9月5日にイニエスタが自伝を発表することを伝え、同選手のコメントもあわせて掲載した。イニエスタはそこで、「僕にとって人生最悪の日々はラ・マシア(バルセロナの下部組織)の時だ。おかしなことかもしれないが、本当だよ」とユース時代の日々が辛いものであったことを明かした。
「家族のもとを去らなければいけなかった。毎日彼らを見れず、近くに居られなかった。とても辛かったね」とその理由を明かしたイニエスタ。当時12歳でバルセロナの下部組織へ入団した同選手は、「僕はラ・マシアに居たかったし、将来にとってベストな選択であることは分かっていた。けれどとても辛い時間だったよ」と改めて当時を振り返った。
今では、世界中から愛される中盤の選手へ成長したイニエスタ。自身の辛い記憶を吐露したが、「僕がラ・マシアへ行くことを選んだ。そしてその経験が僕を作ったんだ」と語り、ユース時代のトレーニングが現在へ活かされているとした。
By サッカーキング編集部
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