ゴールを祝うバルセロナの選手たち。圧巻のゴールショーを披露した [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第1節が20日に行われ、バルセロナとベティスが対戦した。
リーガ3連覇を狙うバルセロナは、14日と17日に行われたスーペル・コパ2016で日本代表MF清武弘嗣所属のセビージャと対戦し、2戦合計5-0と圧勝。幸先良くシーズン初タイトルを獲得した。だが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、DFハビエル・マスチェラーノ、MFアンドレス・イニエスタと主力選手にケガ人が続出。そのため、GKには退団が噂されるクラウディオ・ブラボ、最終ラインに新加入のDFサミュエル・ウムティティ、中盤にはMFデニス・スアレスを起用。リオデジャネイロ・オリンピック出場中のFWネイマールが不在となる最前線には、FWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレスとともにMFアルダ・トゥランが並んだ。
立ち上がりから試合の主導権を握ったバルセロナは、開始6分に先制ゴールを奪う。パスを繋いで攻め上がると、エリア手前右のメッシがエリア内左に浮き球のパスを送る。これを受けたジョルディ・アルバが中央へ折り返し、最後はアルダが右足アウトで流し込んだ。
得点後もバルセロナが押し込む時間が続いたが、ベティスがワンチャンスをものにする。21分、エリア手前左の好位置でFKを獲得すると、ルベン・カストロが右足で放ったシュートがゴール右上に決まった。
追いつかれたバルセロナは29分、J・アルバとのパス交換でエリア内に侵入したメッシが左足でシュート。DFに当たってこぼれたボールをメッシが今度は右足で狙ったが、強烈なシュートはクロスバーを叩いた。続く37分、右サイドのセルジ・ロベルトからパスを受けたメッシがエリア手前中央から左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さり、バルセロナが勝ち越しに成功した。
勢いに乗るバルセロナは42分、メッシのパスで右サイド高い位置を取ったS・ロベルトがグラウンダーでマイナス方向に折り返すと、走り込んだL・スアレスがダイレクトで合わせる。これがゴール左下に決まり、リードが2点に広がった。前半はこのまま3-1で折り返す。
後半に入り56分、バルセロナはカウンターを仕掛けると、自陣からドリブルで持ち上がったメッシが左のアルダに預けてエリア内左に走り込む。ここでリターンを受けたメッシはゴール前にラストパスを通し、フリーとなっていたL・スアレスが難なく押し込んで4点目を奪った。
さらに直後の58分、エリア手前中央でパスを受けたメッシが左足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール右下に決まり、スコアは5-1となった。
終盤に差し掛かった82分にはエリア手前左で得たFKをL・スアレスが右足で直接ゴール左隅に沈め、ハットトリックを達成。直後の84分にセットプレーの流れからR・カストロが決めてベティスが1点を返したが、試合はこのまま6-2で終了。バルセロナが圧巻のゴールショーを披露し、開幕戦を白星で飾った。
次節、バルセロナは28日に敵地でアスレティック・ビルバオと、ベティスは26日にホームでデポルティーボと対戦する。
【得点者】
1-0 6分 アルダ・トゥラン(バルセロナ)
1-1 21分 ルベン・カストロ(ベティス)
2-1 37分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
3-1 42分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
4-1 56分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
5-1 58分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
6-1 82分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
6-2 84分 ルベン・カストロ(ベティス)
By サッカーキング編集部
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