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バルサ、補強の最重要項目はスアレスの代役…地元紙が選ぶ候補10名とは

2016.07.05

2015-16シーズン、40ゴールを挙げて得点王に輝いたFWスアレス [写真]=Getty Images

 4日にビジャレアルからスペイン代表MFデニス・スアレスを獲得したバルセロナ。中盤から前線のポジションまでユーティリティのある選手を補強した。リーガ王者の次なる目的はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、そしてブラジル代表FWネイマールが形成する不動のスリートップ“MSN”のバックアップだ。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 契約延長交渉が長引き、ネイマールがクラブを離れる可能性があった時は代役としてユヴェントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの名が挙がっていた。今はネイマールの契約延長が合意に達し、前線で補強しなければならないのは、スアレスに休息を与える選手となった。メッシにはスペイン代表FWムニル・エル・アダディ、ネイマールにはデニス・スアレス、もしくはトルコ代表MFアルダ・トゥランと代役を務める選手が揃っているが、ストライカーのスアレスの代役はいない。

 バルセロナにはスアレスの代役獲得にあたって、2つのコンセプトがある。1つは9番をこなせるベテラン選手の獲得。出場時間は限られるが、経験があり、精神的にもチームを支えられる選手だ。このタイプの選手の獲得には移籍金はそんなにかけることはできない。

 このコンセプトで候補として名前が挙がっているのは、セビージャに所属する29歳のフランス人FWケヴィン・ガメイロだが、現時点では獲得に4000万ユーロ(約45億円)が必要だ。候補のもう1人はデポルティーボに所属する27歳のスペイン人FWルーカス・ペレスで、昨シーズンは17得点11アシストを記録した。

 また、ルイス・エンリケ監督とセルタ時代に一緒に仕事をしたマラガに所属する32歳のブラジル人FWシャルレスも候補の1人で、昨シーズンは12ゴールを決めた。そのほかにもセビージャに所属する31歳の元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテ、バレンシアに所属する30歳の元スペイン代表FWアルバロ・ネグレドが候補に挙がっている。

 もう1つのコンセプトは、若い選手の獲得だ。“MSN”の近くでプレーし、彼らから学べる絶好の機会だが、出場時間が短いことを受け入れることが必要になる。ただ若い選手にとっては、バルセロナはビッククラブであり、いつも他のビッククラブにとって補強の標的となり、さらにタイトルを獲得する可能性も高い。将来のキャリアを考えた上でも悪い選択にはならないだろう。

 候補として名前が挙がっているのは、アトレティコ・マドリードに所属する22歳のアルゼンチン人FWルシアーノ・ビエットだ。ディエゴ・シメオネ監督は昨夏にビジャレアルから2000万ユーロ(約22億円)で獲得したビエットを戦力として考えていないようだ。他の候補としてはバルセロナに近いシステムでプレーするオランダのアヤックスで活躍し、ユーロ2016ではバイエルンに所属するFWレヴァンドフスキと一緒にポーランド代表で前線を張っていた22歳のFWアルカディウシュ・ミリクだ。

 他にはセンターというよりも、サイドでのプレーを主としている同じアヤックスに所属する21歳のオランダ代表MFアンワル・エル・ガジ、ルイス・エンリケ監督がセルタ時代に指導したバレンシアに所属する20歳のスペイン人FWサンティ・ミナ、ワトフォードからグラナダにレンタル移籍していた19歳のベネズエラ代表FWアダルベルト・ペニャランダの名前が挙がっている。

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